裁判所から『第三債務者〇〇殿』と書かれた『催告書』と『債権差押命令』が届きました。
賃貸物件に住んでいて家賃の滞納も無いのにこんな通知が届くのはどうして?
ご訪問ありがとうございます。たらこっこ@nikonikotarakoです。賃貸トラブル真っ最中の我が家に届いた裁判所からの通知。裁判所に電話をして内容を確認しました!
目次
賃貸トラブルの経緯
戸建ての賃貸物件に住んでいる我が家。
昨年暮れから賃貸トラブルに巻き込まれています。
その経緯は…
- 大家さんが家のローンを払えず我が家に立ち退きを要求してきた
賃貸物件で突然の立ち退き要求。大家都合で家が任意売却に! - 立ち退き交渉に来た代理人は資格が無い人だった
賃貸物件の立ち退き問題-立ち退き交渉の代理人はどんな人? - 立ち退き交渉が成立しないまま家が売りに出された
居住中の賃貸物件が任意売却に!オーナーチェンジの可能性? - 裁判所から催告書が届いた
⇨ 今ココ!
第三債務者って何?
簡易書留で届いた物々しい通知の中に『まずお読みください』と書かれた比較的わかりやすい文書がありました。
第三債務者とは?
突然ですが、あなたを「第三債務者」とする差押命令が発せられました。「第三債務者」というのは耳慣れない言葉ですが、法律によって定められている呼び方で、あなたが命令書に記載されている債務者に対して「支払う立場にある者」という意味です。差押命令は、あなたの責任を問うものではありませんし、あなたが債務者の保証人になるわけでも、あなたに債務の肩代わりを命ずるわけでもありませんので、ご安心ください。債権差押命令とは?
債権差押命令は、あなたが債務者に支払う差押債権目録記載の債権の一部(又は全部)を、債務者に支払わずに債権者に支払うように命ずるものです。
大家さん(債務者)がローンを払えなくなったので第三債務者のあなたはこの家の家賃を大家さん(債務者)ではなく大家さんがお金を借りている銀行(債権者)に支払うようにしてください!という通知なんですね
まずは仲介業者(不動産屋)に確認してみた
ここまでの経緯はこの家を借りる時の仲介業者(不動産屋)に相談しています。
そのうえで裁判所から届いた通知の内容についても聞いてみました。
第三債務者宛の通知というのは我々もはじめて目にしました。申し訳ないんですがハッキリしたお答えはできないので、裁判所に確認してから陳述書を提出してください
裁判所に電話をして聞いてみた
届いた通知を読んでこちらが理解した内容に間違いがないのかどうか聞いてることにしました。
そのうえで、わからない点についてさらに細かく質問することにしました。
裁判所に電話するなんてドキドキだなぁ
陳述書とは?
陳述書は第三債務者の意思を伝えるものです。
- この家を現在借りている
- 賃料〇〇円で借りている
- 〇年〇月以降の賃料を債権者に支払う
といった内容を正確に記載して通知が届いた日から2週間以内に裁判所に返送する必要があります。
書き方はなんとなくわかりましたが、正確にここはどのように記載すれば良いのか等も確認しました
差押債権目録とは?
通知の中には差押債権目録という書類もあってその金額が金200万〇〇〇〇円との記載がありました。
これについても聞いてみました。
Q:この金額はどういう意味ですか?
A:今後この金額に達するまでこの状態(家賃を債権者に支払う)が続きますよという意味です
Q:この金額に達するまで払い続けないといけないのでしょうか?
A:あくまで賃貸物件として借りている立場ですので、この金額に達する前に転居されても何も問題はありません
賃貸借契約はどうなる?
今後は大家さん(債務者)ではなく、大家さんがお金を借りている銀行(債権者)に家賃を支払うという事は理解できました。
Q:この家を借りた時の賃貸借契約はどうなるのでしょうか?
A:賃貸借契約は有効ですので賃貸人は変わりません。もし転居される場合には賃貸借契約の定め通りに賃貸人に連絡してください。今回の場合にはあわせて債権者にも連絡していただけると助かります。
すごく丁寧に教えてもらえて良かった
わからない事は確認する
不動産屋さんが言っていたように賃貸物件を借りている人が第三債務者になるという事はあまり頻繁に起こりうる事ではないようです。
我が家の場合には、この通知が届く以前から立ち退きの話が出ていたので、大家さんの事情は把握していました。
でも、もし立ち退きの話をされないままだったら、ある日突然こんな通知が届いて何が何だかわからないという状況だったと思います。
物々しい通知ではありますが、こちらに非があるわけではないので、通知書に書かれている連絡先(裁判所)に確認をしてみる事が大事ですね。
終わりに
現在進行中の賃貸トラブル。今回は『第三債務者』について裁判所に確認した事をご紹介しました。
我が家の賃貸トラブルはこれで2回目です。
不動産を借りるということはこういうトラブルに巻き込まれる可能性があるという事ですよね。
今後また進展があったらご報告しようと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました