子どもが学校健診で「要受診」と書かれたプリントを持って帰ってくる事があります。
みんなきちんと受診しているの?と気になりませんか?
学校健診で要受診といわれた時の受診率がどのくらいなのかまとめています。
ご訪問ありがとうございます。
たらこっこ@nikonikotarakoです。
息子も今まで毎年のように「要受診」があったのでその事例もご紹介します
目次
学校健診の要受診と受診率の割合は?
学校健診の結果は全国保険医団体連合会(保団連)が発表しています。
2020年度の要受診率と未受診率はこのようになっています。
要受診率 | 未受診率 | |
歯科 | 31.1% | 62.3% |
眼科 | 4.6% | 55.4% |
視力検査 | 36.9% | 58.3% |
耳鼻科 | 13.5% | 57.4% |
聴力検査 | 1.4% | 41.2% |
内科 | 3.7% | 53.6% |
参照:全国保険医団体連合会2020年学校健診後治療調査
未受診の理由
学校健診後治療調査では未受診の理由についても報告があります。
1位:保護者の健康への理解不足
2位:新型コロナ感染による受診控え
3位:共働き
4位:無関心
- 兄弟が多くて世話ができない
- 病院が近くになく、通院に時間がかかるため
- 新型コロナの自粛期間中だった
- 受診はしたが、学校への報告を忘れた
- 毎年同じ内容の指摘で症状が出ていないため
どの理由も保護者の立場からすると、なんとなくわかるような気がしますよね
要受診-息子の事例
要受診でどのような事を指摘されるのでしょうか?
こればかりは個人個人で違いがあると思いますが、参考までに息子の事例です。
息子の場合は要受診はすべて病院受診しているので、その結果をあわせてご紹介します。
耳鼻科-小1
鼻炎疑いで要受診
⇩
少しだけ鼻水が出ていたので薬を処方されて終了
眼科-小3
色覚検査で要受診
⇩
検査がはじめてだったので意味がわからなかった可能性がある。
病院で再検査した結果、色覚に異常なし
色覚検査は現在では実施していない学校・希望者のみ行う学校などがあるようです。息子の小学校では全員実施していました
歯科-小3
顎関節症疑いで要受診
⇩
特に大きな問題は無い。
「わざとカクカクと鳴らさないでね」と言われて終了
内科-小4
脊柱湾曲疑い(軽度)で要受診
⇩
整形外科でレントゲン検査をした結果、特に問題なし
歯科-小5
不正咬合(噛み合わせ)と歯列(歯並び)で要受診
⇩
普段から定期的な歯科受診をしていたので今後も経過観察
視力検査-小6
片側0.8で要受診
⇩
眼科で再検査したら1.5で問題なし
眼科-中1
ろほう性結膜炎の疑いで要受診
⇩
結膜ろほう症というもともとの体質なので治療の必要はなし
耳鼻科-中2
鼻中隔わん曲症で要受診
⇩
内視鏡検査で湾曲は認めるが、症状は無いため治療の必要はなし
耳鼻科-中3
去年と同じ…しかも今年は耳垢まで指摘されてる
去年と同じ診断になりますね。
耳垢は取っておきましょう
内科-心雑音は毎年です
内科では毎年「心雑音」で要受診になります。
先天性心疾患なので当たり前なのですが、これも毎年主治医の先生に書いてもらって学校に提出しています。
受診は必要?
全国保険医団体連合会は2020年の調査結果を受けて
今回の調査では前回2019年調査と比較して “受診できない” 児童・生徒たちの未受診割合は増加していました。
これに、今回、新型コロナウイルス感染症拡大による「受診控え」が加わり、児童・生徒を取り巻く健康状況が悪化していることが分かりました。
と発表しています。
毎年、息子の要受診のプリントを見ては「またかぁ」とため息をつくと同時に、いろいろな病気があるんだなと感じました。
結果的には大きな問題がなく「受診しなくても良かったじゃん」という指摘ばかりでしたが、それは結果オーライという事ですよね。
ちなみに先天性心疾患は100人に1人の割合ですが、必ずしも産まれた時に病気が判明するとは限りません。
小学校や中学校ではじめて心雑音を指摘されて病気が判明する事もあります。
学校健診で「要受診」と指摘されたら、何か大きな問題があるかもしれないという気持ちで受診する事が大切なのかもしれませんね。
要受診の医療費負担は?
学校健診で要受診と指摘されて病院受診をした場合には通常の受診と同じ扱いです。
子ども医療などで医療費が無料の場合は無料ですが、負担がある自治体の場合には保護者負担になります。
我が家は転勤でいくつかの自治体に住んできましたが
- 無料の自治体
- 数百円かかる自治体
- 1医療機関あたり数百円かかる自治体
といろいろです。
終わりに
学校健診で要受診といわれた時の受診率と息子の要受診の事例をまとめました。
未受診率が案外多い事に驚きました。
面倒でも子どもの健康維持のためにはきちんと受診する事が必要ですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました
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