全妊婦の15%が流産するというデータがあります。
流産をする前には腹痛などの症状はあるのでしょうか?
過去に2回の流産を経験した私は腹痛の症状がありました。
たらこっこ@nikonikotarakoです。
過去の体験を思い出しながら流産についてまとめています
目次
流産について
妊娠した女性の15%が流産するということは7人に1人は流産をするということになります。
流産は決して珍しいことではないんです。
流産とは?
妊娠したのにお腹の中の赤ちゃんが亡くなってしまうことを流産といいます。
妊娠22週よりも前に妊娠が終わることはすべて流産といいます。
そして流産の中でも妊娠12週未満での流産を早期流産といいます。
早期流産は流産全体の約90%になります。
流産の確立は?
医療機関で妊娠と確認された中で約15%が流産しています。
妊娠を経験した女性のうちの約40%が流産を経験しているというデータもあります。
40歳代の場合には約50%が流産するというデータもあります。
流産の原因は?
流産のうちのほとんどが早期流産ですが、早期流産の原因で最も多いのは染色体異常です。
染色体異常は卵子が受精した時に運命が決まります。
流産すると激しく動いたせい?仕事をしすぎたせい?と自分を責めてしまう場合もありますが、このような事が原因で流産になる事はほとんどないといえます。
年齢は関係ある?
流産の確立は年齢が上がるごとに増えてしまいます。
年齢ごとのおよその確立はこのようになっています。
- 20代…10%強
- 30~35歳…約15%
- 35歳~40歳…20%以上
- 40代…約50%
流産には腹痛の症状があるの?
流産の主な症状としてはこのようなものがあります。
- 少量の出血
⇒ 着床出血という場合もあるので判断が難しいです - 下腹部の張りや痛み(生理痛に似た感じ)
- 胸の張りがなくなる
- つわりがなくなる
- 基礎体温が下がる
しかしほとんど症状がない場合もあります。
私の体験談-1回目の流産
私の流産の経験は2回とも2人目の妊娠を望んでいた時のことで30代半ばでした。
1回目の流産では胎児の心拍がはっきりと確認できず、次回の診察まで待つことになりました。
しかし次の診察でも胎児の心拍が確認できず流産になりました。
この時は何ひとつ症状がありませんでした。
私の体験談-2回目の流産
2回目は胎児の心拍が確認できてほっとしていました。
しかしなんとなく生理痛のような下腹部痛があるのが気になっていました。
1人目を妊娠した時にはつわりも無く、下腹部痛もなく、何の症状もなかったのでこれは前の時とは違うという感覚がありました。
それはなんとなく嫌な予感でした。
そして嫌な予感は的中しました。
シャワーを浴びていた時に、突然血の塊がボトっと落ちました。
あーもうこれはダメなんだ…と悟った瞬間でした。
流産後の処置
流産の処置は2回とも子宮内に器具を挿入して子宮内の内容物を吸引する処置でした。
10年以上前の経験で記憶があいまいですが麻酔なしだったか局所麻酔だったか…
あまりの痛さに体が震えて冷や汗が出ました。
出産経験がなかったら気を失っていたかも…と思うほどの痛みでした。
私の場合は家で息子が待っていたので、ただひたすら “息子のために早く帰ろう” と思いながら耐えました
流産したあとは妊娠しやすくなる?
流産したあとは妊娠しやすいという話は本当なのでしょうか?
流産をすると子宮内の残留物がなくなって綺麗な状態になります。
そのため流産したあとは妊娠しやすくなると言われているようですが個人差があります。
私もちょっとはこの噂を期待しましたが…
そのような事は起こらず2人目を授かることは叶いませんでした
妊娠に必要な栄養素として葉酸が知られていますが、自分の体内に葉酸が足りているかどうかチェックすることができるんですよ。
妊娠を望んでいる場合には妊娠前から葉酸をおぎなっておくことが大切です。
まずは自分の体内の状態を知る事からはじめてみるのも良いかもしれませんね。
流産をどう乗り越える?
流産をすると精神的にも肉体的にもかなりの苦痛を受けます。
肉体的には割とすぐに回復します。
でも精神的にはそういうわけにはいかないですよね。
乗り越え方は人それぞれですが、このような経験をしたのは自分だけじゃないと思うと少し勇気がもらえることもあるかもしれません。
流産・死産経験者で作るポコズママの会 では多くの方の体験記を見たり掲示板に投稿することができますよ。
私の場合
息子が幼稚園に通っていた頃に立て続けに流産をしたので、日々の生活が忙しくて落ち込む暇はありませんでした。
2人目を望む理由として一般的に “この子に兄妹をつくってあげたい” という理由があると思いますが、我が家もそう思うところがありました。
でも2人目の妊娠を立て続けに2回も流産したのでこう思いました。
心臓病の息子だけを大事に育てなさいって神様が言ってるのかも…
この子に兄妹は必要ないんだ
そう思うことで自分の気持ちを吹っ切ろうとしていたところがあると思います。
流産は珍しいことではないとわかっていても、自分の周りではそのような人はほとんどいませんでした。
幼稚園では兄弟がいるのが当たり前だったり、続々と妊娠する人も出てきます。
そういう人を見ると心の中がチクチクする感じでした。
完全に吹っ切れるようになったのは、もう絶対に妊娠はしないだろうと思う年齢(40代)を過ぎてからかもしれません。
でも、実は今もテレビ番組などで兄妹の多い家族などを見ると目をそらしたくなる気持ちになることもあります。(その時の気分によりますが…)
私は2人目を授かることができなかったという気持ちは心の中にトゲのように刺さっていて、そのトゲは今も完全には抜けていないような感覚です。
終わりに
流産についての情報と流産で腹痛の症状があった私の体験談をまとめてきました。
私が流産を経験した10年前に比べて、今はもっと晩婚化が進んでいます。
それだけに流産をする人の割合も増えているかもしれません。
2回の流産を経験して思うことは、吹っ切れるまでにはかなり長い時間がかかるということでしょうか…
なんだかまとまりのない終わりかたになってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。