特認校制度を知っていますか?
小規模の小学校や中学校で通学区以外の地域からも通学が認められている制度です。
少人数でひとりひとりの子どもに行き届いた教育ができる点から人気が集まっています。
そんな特認校制度のメリットやデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
また特認校の情報を見つけるにはどうすれば良いのでしょうか。
特認校制度のメリット・デメリットと特認校の見つけ方などの情報まとめです。
ご訪問ありがとうございます。たらこっこ@nikonikotarakoです。
地域の違う2つの特認校に通った経験から特認校の情報をまとめました
目次
特認校制度とは
特認校制度は少人数の小学校や中学校で実施されている制度です。
- 文部科学省の学校選択制-特認校制として認められている公立の学校
- 通学区域以外の地域から通学することができる
- 主に全校児童100名以下の学校で実施されている
特別な学校のようなイメージもありますが、人数が少人数という点をのぞけば通常の公立の学校と同じです
特認校制度のメリット
- 少人数なのでひとりひとりの子どもに行き届いた教育ができる
- 学校全体で学年をこえた縦割り活動ができる
その他、各学校によって様々な特色があります。
地域の特性を生かした自然体験や外国語体験などを行っている場合が多いです。
実際に2つの小学校に通って感じたメリットはこちらに詳しくまとめています。
特認校制度のデメリット
特認校制度そのもののデメリットとしてこのような事が考えられます。
- 学年によって人数にばらつきが出る場合がある
- 人数が少ない場合には複式学級になる
- 地域の子どもが減少しすぎた場合には特認校が廃校になる可能性もある
特認校制度はもともと地域の子どもが減少して、学校を存続させるために通学区域以外からも児童を募集するというものです。
息子が通った2つの小学校ではこのような話を聞きました。
あまりにも人数が少ない学校は複式学級になったり数年後には制度が廃止されるかもしれないという可能性があります。
特認校に通って感じたデメリット
では実際に特認校に通って感じるデメリットはあるのでしょうか。
結論から言うと、息子を2つの異なる特認校に通わせてデメリットを感じた事はありません。
しかし小規模校という特性上普通の学校とは異なる点はいくつかあります。
特認校のデメリットと考えられる事についてはこちらに詳しくまとめています。
特認校のいじめ問題
少ない人数の中でいじめ問題は無いのでしょうか?
特認校ではいじめがあってもクラスを替えてもらうという事ができません。
でも、特認校ならではの解決方法があります。
特認校のいじめ問題はこちらにまとめています。
特認校の見つけ方
特認校の情報はどのように見つければ良いのでしょうか。
- インターネットで検索をして探す
- 地域の教育委員会に聞く
インターネットではウィキペディアの特認校ページ に全国の特認校の一覧が載っています。
ただし、実際にはここに掲載されている以外にも多くの特認校が存在します。
息子が通った1つ目の小学校はウィキペディアに載っていましたが2つ目の小学校は載っていません
住んでいる場所から通える特認校があるのかどうかはお住まいの地域の教育委員会に聞いてみるのが一番確実です。
ちなみに我が家の場合、小学校3年生で転勤になりました。
その時の優先順位は
- 今通っている小学校と同じような特認校を探す
- その特認校の条件に合う住居を探す
という感じで、ひたすらインターネットで検索をして特認校を探しました。
特認校はどんな子でも通える?
息子は重度の心臓病があります。
このように身体に障害のある子や発達障害のある子は特認校に通う事はできるのでしょうか。
それぞれの学校によって違いがあるので、学校や教育委員会によく相談する事が大切です。
小学校の就学相談で特別支援学級の判定だった息子が小規模特認校を選んだ時の話はこちらを参考にしてみてください。
2つの小学校に通いましたが、障害のある子に対する考え方は2つの学校で違いがありました。
それぞれの学校の違いや障害のある子は特認校で成長できるのかどうかについてはこちらを参考にしてみてください。
特認校の小学校を卒業したら中学校は?
特認校は小中一貫の学校や中学校が併設されている学校もあります。
しかし中学校の数は少ない印象があります。
特認校という少し特殊な環境の小学校を卒業して、特認校ではない中学校に入学する場合には不安になるものです。
私も息子が中学校に入る時には不安がありましたが、逆に特認校で学んだ事が生かされていると感じて不安は無くなりました。
特認校だからこそ得られた力についてはこちらにまとめています。
まとめ
特認校制度のメリットとデメリットや特認校の見つけ方についての情報をまとめました。
新型コロナウイルスの流行で働き方や教育のあり方について考える方も増えたように感じます。
家を持ってそこに定住するという考え方ではなく、子どもに合った教育をしてくれる学校を探してその場所に移住するという考え方もあります。
特認校に興味がある方の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました
息子が通っていた頃は地元の子と通学区域外の子がちょうど半々でバランスが良かったです。
でもこのバランスが何年も継続するとは限らないんですね