先天性心疾患

心臓病の息子のかかりつけ歯科医を1歳半で探した時のお話

先天性心疾患

健康なお子さんでも「虫歯は作りたくない」と思うお母さんが多いと思います。

心臓病児の場合は虫歯菌は大敵なので「絶対に虫歯は作りたくない」と思うお母さんが多いのではないでしょうか。

心臓病児に虫歯が大敵な理由や、息子が『1歳児歯科健診』を受けてから、かかりつけの歯医者さんが決まるまでの体験談をまとめています。

心臓病児に虫歯が大敵な理由

感染性心内膜炎に注意する必要があります

歯科治療の際に血液中に細菌が入る事があります。

通常はすぐに細菌は消えてしまいます。

でも心臓病がある場合には細菌が消えず、心臓内側の心内膜・弁・人工物などに細菌が付着してしまう場合があります。

こうなると入院治療が必要となったり、手術が必要となる場合があります。

感染性心内膜炎は死亡例もあるとても恐ろしい病気です。

できる限りの予防をする事が大切です。

予防する必要がある人はどんな人?

先天性心疾患の人や弁膜症の人は予防が必要です。

先天性心疾患の場合には乳歯の生え変わりが必ずやってきます。

心臓の主治医に『乳歯が抜ける時の対処方法』を事前に確認しておくと安心です。

予防ってどんな事をするの?

  • 歯科医にかかる場合には心臓病がある事を伝える。
  • 歯科医に服用している薬を伝える。
    (血液サラサラにする薬を服用している場合には歯のクリーニングでも注意が必要です。)
  • 歯科医を定期的に受診して虫歯のチェックや歯のクリーニングをしてもらう。
  • 虫歯ができてしまった場合には早めに歯科医に相談する。
  • 治療内容によっては予防的に抗生剤を服用する。

息子が主治医に言われた予防方法は?

  • 乳歯が抜けるたびに必ずしも抗生剤の服用は必要ではない。
    ⇒ すんなりと抜けた場合には、きちんと止血をしてあげれば大丈夫。
  • 乳歯がなかなか抜けず、歯科医で抜歯する場合には抗生剤を服用した方が良い。
    ⇒ 抗生剤の処方は歯科医にしてもらいます。抜歯前に予防的に服用してから抜歯をします。
  • 抗生剤をあまりにも頻繁に服用しすぎると、次の手術の時など大事な時に薬が効かなくなってしまうので、乳歯が抜けるたびに服用するのは好ましくない。
たらこっこ

息子の場合20本の乳歯の中で12本はなかなか抜けずに抗生剤を服用して抜歯しました。

保健所の1歳児歯科健診を受ける

1歳過ぎに退院した息子さん。

保健所の『1歳児歯科健診』に行ったのは1歳3ヶ月の頃でした。

心臓病で体の発達は遅いくせに、歯の成長は結構進んでいました。

生後8ヶ月の根治手術前に下の前歯が2本生えていました。

手術後40日間人口呼吸器が口に入っていて、人工呼吸器を抜いたら上の歯が生えていました。

上下4本の前歯はすっかり生えそろい、1歳3ヶ月で9本目が生えてきていました。

保健所ってちょっと遠いし、集団でママが集まってるから苦手だし、ちょっと気が重いなぁ…。

でも、歯をチェックしてもらうためには行かないと!

こうして重い腰を上げて保健所に行きました。

息子は大泣きしながら歯磨きを初体験しました。

家ではきちんとした歯磨きはまだしていなくて、歯のお手入れティッシュで拭いていただけなので勉強になりました。

かかりつけの歯科医が決まるまで

保健所の1歳児歯科健診に行った時に『障害者のためのかかりつけ歯科医マップ』という案内を見つけてきました。

その中に『小児歯科がある』『重症心臓病に対応している』という項目があって、どちらにも〇がついている歯医者は2軒のみでした。

そのうちの1つで『1歳6ヶ月歯科健診』を受ける事にしました。

重症心臓病に対応していると書かれている歯医者さんに行ってみた結果

診察室に入った途端、少し年配の先生とおばさんの歯科助手さんが酸素をつけた息子の姿を見て少し驚いているように感じました。

たらこっこ
心の声

“重症心臓病に対応している って書いてあるくらいだから、酸素つけた患者さんくらい診た事あるはずだよね…”

可愛そうにね~。こんなに小さいのにね~。大変だね~。

 

“このおばさん歯科助手じゃないの?何にもしないじゃん…”

診察台に乗った途端に大泣きする息子さん。

息子が大泣きすると、声は枯れたダミ声ですぐに大汗をかくので、普通の人はちょっとビビります。

でも、ここは歯医者さん。

まさか先生がビビるなんて事はないはずです。

    歯医者

はいはい。はーい。はい。大丈夫だね!

“え?いま口開いてなかったじゃん。ちゃんと診てないよね…”

子どもはね~泣くから無理なんだよね~。まだ虫歯は無いから大丈夫ですよ!

こうして形ばかりの1歳6ヶ月歯科健診が終了しました。

療育センターの広告に歯医者を見つける

形ばかりの歯科健診を終えて家に帰った私は、あらためて『障害者のためのかかりつけ歯科医マップ』を見てみました。

裏表紙に『療育センター』の広告があって、そこに『歯科医は障害者のみ対応しています』と書かれていました。

電話をするととてもご丁寧な対応でした。

歯医者を受診する前にきちんとしたカルテを作る必要があるので、こちらの小児科を受診してください。

ただ、予約が混みあっているので予約は1ヶ月先になります。

こうしてまずは小児科を受診。

血液検査や問診などひととおり済ませて、歯医者の予約はさらに1ヶ月先でした。

療育センターの歯医者を受診する

診察中は心電図やサチュレーションモニターをつけて症状に注意しながら診察してくれました。

すでに16本生えている息子の歯をすみずみまできちんと見て診察。

虫歯は無いですね。

前歯が少し黒ずんで見えますが、これは鉄剤を服用しているから仕方がないんですよ。

心臓病だから虫歯は厳禁だもんね。これからどんどん生えてくるからきちんと虫歯にならないように定期的に診ていこうね!

たらこっこ
心の声

“なんて頼もしいお言葉。これぞ求めていたかかりつけ歯科医だ!”

その後のかかりつけ歯科医は?

転勤や引っ越しを繰り返している我が家。

息子さんのかかりつけ歯科医も療育センターから数えると現在は4軒目です。

さすがに『障害者のためのかかりつけ歯科医マップ』のような案内は引っ越し先では見つからなかったので自力で歯科医を探しました。

  • できれば「障害者対応」とホームページに記載されている歯医者
  • 小児歯科専門医がいる歯医者

この2つを条件に行きやすい歯医者を探しました。

結果、すべての歯医者さんでとても適切な対応をしてもらいました。

はじめて歯が抜けた日

6歳6ヶ月ではじめて歯が抜けました。

数日前からかなりグラついていたので抗生剤を処方してもらっていました。

夜になって、もうほぼ抜けているような状態だったので、このまま寝るのは危険だと思って、家で抜くことにしました。

息子さん
息子さん

抜く!

怖い~(泣)

やっぱり抜く!

やっぱりヤダ~(涙)

1時間半、抜くだやめるだとゴネにゴネてようやく抜く決心をしました。

私がガーゼでちょっと持っただけで、あっけなくあっという間に抜けました。

12歳10ヶ月ですべての乳歯が抜けました。

まとめ

心臓病の息子さんの歯医者探しの体験談をご紹介しました。

歯医者さんは軒数も多いので、良い歯医者さんを見つけるのはなかなか大変です。

心臓病児の場合には、たかが歯の治療と軽視するわけにはいかないので、きちんと対応してくれる歯医者さんを見つけたいですね。

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ウチの息子は心臓病

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