先天性心疾患

障害者や健常者という呼び方をどう思う?

障害者や健常者という呼び方をどう思うか

障害児の息子について書いている当ブログでは障害者健常者という表記を多く使っていますが、この呼び方をどう思いますか?

最近では障害者を「障がい者」「障碍者」と表記しているものも増えてきました。

障害児を育てる親の立場から障害者健常者という呼び方について考えてみたいと思います。

たらこっこ
たらこっこ

たらこっこ@nikonikotarakoです。
ブログで障害者障害児という表記を見た人はどう思うんでしょうか?

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障害者・健常者という呼び方について

障害者や健常者という呼び方がどう定義されているのか調べてみました。

障害者とは

身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む。)その他の心身の機能の障害(以下「障害」と総称する。)がある者であつて、障害及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にあるものをいう
障害者基本法第2条より

障害児とは

障害児とは、身体に障害のある児童又は知的障害のある児童をいう
児童福祉法第4条第2項より

健常者とは

健常者とは、障害者(障害を持った健常者のこと)・病者に対していわれる表現で、特定の慢性疾患を抱えておらず、日常生活行動にも支障のない人のことである。
通常、大人について言われる言葉で、子供であれば「健常児」という表現になる
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

日本での障害という表記のはじまり

戦前は不具者(ふぐしゃ)などと表記されていて、一般には「片輪者(かたわもの)」と呼ばれていました。

たらこっこ
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たしかに、私の親世代では「かたわの子だった」などという言い方をしていたような気がします

障害者という表記が使われるようになったのは1949年(昭和24年)の身体障害者福祉法などで、漢字の使用制限で「礙」や「碍」という字が使えないことから「障害」が採用されたという説があります。

障害という表記の問題

近年では「害」という字が好ましくないという理由から、地方公共団体などが障害者の表記を障がい者に変更するケースも増えています。

障害者の表記を採用している例

  • 障害者への就労支援事業を行うLITALICO  
  • 障害者雇用支援サイトの「ATARIMAEプロジェクト」

理由:視覚障害者が使用するスクリーンリーダー(コンピュータの画面読み上げソフトウェア)で「障がい者」と表記すると「さわりがいしゃ」と読み上げられることがあるため

障がい者の表記を採用している例

  • 公益財団法人日本障がい者スポーツ協会 (2014年8月に表記変更)
  • 地方公共団体で「障がい福祉課」「障がい者自立相談支援センター」「障がい者手帳」などの表記に変更する場合が増えている

理由:クレームを回避するため

障碍者の表記を採用している例

  • マイクロソフト
  • 兵庫県宝塚市
「碍(がい)」という漢字の常用漢字追記について
東京五輪・パラリンピック開催を前に、国の法令などで「障碍者」と表記できるように国会が検討を求めていた。

2021年2月26日文化審議会国語分科会の小委員会で「社会で広く使われておらず、直ちに追加はしない」とする考え方をまとめた

表記に関する賛否について

障害者という表記に関しては、賛否が分かれる問題だと思いますが障がい者障碍者と表記される事に対しての反対意見が多いようです。

反対意見の理由

  • 今まで意識していなかったのに、表記の変更で負のイメージを逆に意識してしまう
  • 小学校で習う常用漢字を否定してまで表記の変更をする必要はない
  • 表記を変えただけで障害者が置かれている実情は変わらない
  • 議論されること自体が不快
  • 障碍という字は「悪魔や怨霊が悟りへの到達を妨げる」という否定的な意味がある

このような理由から障害者団体の中にも表記を改めていない団体は多くあります。

チャレンジドという呼び方もあるらしい

2009年に当時の鳩山由紀夫首相は「障害者という言葉よりも、チャレンジドの方が望ましい」と語りました。

チャレンジドとは?
チャレンジドは障害を持っている人をあらわすアメリカの言葉です。
「挑戦すべき課題や才能を与えられた人々」という意味がこめられています。
1990年代はじめにこの言葉を使いはじめた社会福祉法人プロップ・ステーション のホームページには言葉の意味について詳細が書かれています。
たらこっこ
たらこっこ

チャレンジドという言葉は今まで知りませんでした…

障害児の呼び方は?

日本ダウン症協会(JDS)ではこのようなお願いをしています。

障害のある人たちの呼び方について、一般的には「障害者」や「障害児」と記載されたり、呼ばれていることが多いと思います。
ただ、彼ら自身が社会に対して障害を与えている訳ではなく、また自らが好んで障害を持っている訳でもありません。
文字を「障碍者」に代えたり、平仮名にしたりする試みもされていますが、口に出した時の呼び名は変わりません。
また、「障害者」という決めつけたような言い方は、まるで人様を呼び捨てしているようでもあり、彼らに対して失礼だという気もします。
私たちは、いろいろ考えた末に「障害のある人」「障害のある子」と呼ぶことにしました。
そう決めてから10年近くが過ぎています。
出来ましたら呼び方に関しても優しさのある表現が用いられますようお願いいたします。

日本ダウン症協会(JDS) 佐賀支部の記載より一部抜粋

日本ダウン症協会(JDS)に許可を得て、障害のある子について考えるふたつの詩を紹介しています。

呼び方の問題じゃないよね

私は障害者を育てる親ですが、正直なところ障害者や障害児という表記に何の違和感も感じていません。

むしろ障がい者障碍者という表記を目にすると「え?なにこれ?こうやって書かないといけないの?」と疑問に感じていました。

そんな疑問もあって今回障害者の表記問題について少し調べてみたわけですが

  • 障がい者という表記では「さわりがいしゃ」と読み上げられる
  • 障碍者は常用漢字ではない

という事を考えると障害者でいいじゃん!と思ってしまうんです。

でもクレーム回避のために障がい者という表記にしている地方公共団体が増えているということは、障害者という表記に嫌な思いをしている人も多いということですよね。


障がい者障碍者という表記を見て「あ、ここは私たちの事をきちんと考えてくれているんだ」と感じる人もいるかもしれません。

だけど、表記を変えればそれでいいの?という気もします。

私は、やっぱり気持ちの問題なのかな…と思います。

息子が幼稚園に入園した時に保護者会で病気の話をしました。

話をした事で病気や障害の事を隠さず普通に話せるようになりました。ママ達と話をする時にも平気で「ウチは障害児だから」と言っていました。

例えばこんな場面です。

  • みんなで動物園に行った時、我が家は障害者手帳で無料で入園できる
  • みんなで公園に行った時、駐車場に無料でとめられる

「ウチは障害者手帳があるから!」と言った私に、質問してきたママがいました。

障害者手帳で無料になるんだね。
あ、ごめんね。
障害者なんて言い方しても大丈夫だった?

 

活字で書くとうまく伝わりませんが、このママの言い方にはとても気遣いが感じられました。

大切なのは相手の事を思いやる気持ちがあるかどうか、こちら側がそれを素直に受け止めるかどうかだと思うんです。


私自身は障害者ではないので当事者の気持ちはわかりません。

息子が成人して障害者という表記に違和感を感じるかもしれないし、その頃には世の中の表記が変わっているかもしれません。

たらこっこ
たらこっこ

今のところ違和感を感じていない私が運営しているこのブログでは障害者や障害児という表記を使い続けていこうと思っています

ツイッターでアンケートをとった結果はこのようになりました。

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終わりに

障害者や健常者という呼び方をどう思うかという話題についてまとめてきました。

例えば「眼鏡の人」とか「背の高い人」のように、あまり深く考えずにさらっと「障害のある人」と言えるような世の中になればいいんじゃないのかな…と思います。

それがなかなか難しいのが現状でしょうか…。

最後まで読んでいただきありがとうございました

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