NICUの体験談

出産後に赤ちゃんがNICUに入ったらどうなる?私はコレが辛かった

出産後に赤ちゃんがNICUに入って私はコレが辛かった

NICU(新生児集中治療室)は重い病気をもって産まれた赤ちゃんや小さく産まれた赤ちゃんが入院するところです。

出産後に赤ちゃんがNICUに入ったらその間のお母さんはどう過ごすのでしょうか?

出産してもそばに赤ちゃんがいなかったらお母さんは何をするのでしょうか?

出産後の赤ちゃんがNICUに入った時の体験談です。

たらこっこ
たらこっこ

たらこっこ@nikonikotarakoです。

赤ちゃんがNICUに入ったらまずは赤ちゃんの体の事が心配ですが…

今回は私自身が出産から退院までの5日間でコレが辛かったなというお話です

NICUってどんなところ?どんなシステム?というお話はママ広場に記事を掲載してもらっています。

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出産後の赤ちゃんがNICUに入ったらお母さんはどうするの?

出産したお母さんは数日間は入院しますよね。

その間に赤ちゃんのお世話を学んで赤ちゃんと一緒に過ごして、赤ちゃんと一緒に退院というのが普通の流れだと思います。

では出産後すぐに赤ちゃんがNICUに入ったらお母さんはどうなるのでしょうか?

出産前から赤ちゃんの病気が判明していた私が出産後の5日間で感じた辛かった事をお話します。

辛いことその1:同部屋

私は都内の大学病院で出産しました。

妊娠30週の頃に赤ちゃんの病気が判明して大学病院に転院した為、個室で優雅な入院というわけにはいかず他のお母さんと同部屋でした。

同部屋のお母さん達はみな自分自身に問題があって管理入院している方ばかりでした。

出産時期はほぼ同じ。

そのため出産後の部屋ではコレが辛かったです。

他のお母さんと同部屋で辛かったこと

  • お母さん達が部屋で授乳していること
    ⇒ 私は授乳なんてできないのに…
  • お母さんと看護師さんの間で交わされる「沐浴何時にしますか?」などの会話
    ⇒ 私は何もできないのに…
  • お母さん達が「オムツは〇〇がいいみたい」「おっぱい飲めてる?」などと交わす会話が聞こえてくること
  • 病室内に響き渡る赤ちゃんの泣き声
    ⇒ 息子は呼吸器をつけて泣く事もできないのに…

NICUでの面会時間を終えて部屋に戻ると自分だけ取り残されているようで辛かったです。
ひたすら育児日記に今日の息子の様子を書き留めて気を紛らわすことしかできませんでした

個室だったらこんなに辛い思いをしなかったかもしれません。

赤ちゃんが病気で産まれるという事だけでも受け止めるまでに時間がかかるのに、元気な赤ちゃんを産んだお母さん達と同部屋というのは本当に心が折れそうになりました。

私のように出産前に赤ちゃんの病気がわかっていて出産する場合には個室入院がいいかもしれませんね。

大部屋と個室では精神的なダメージがだいぶ違うような気がします。

赤ちゃんの病気がわかっている出産ってどんな感じ?というお話はこちらにまとめています。

辛いことその2:搾乳

息子がNICUに入っている間の私の過ごし方は主に2つ。

  • 病院の搾乳機を借りて搾乳する
  • NICUに面会に行く(2時間ほど)

搾乳機でひたすら搾乳をして母乳をNICUに届けるのが唯一私が息子にしてあげられることでした。

でも、私の場合母乳の出がとても悪くて時間をかけて搾乳してもわずかな量の母乳しか出ませんでした。

搾乳機でシュポシュポとただひたすら搾乳をする時間がなんとも切なく感じる事がありました。

搾乳の時には息子の写真を目の前に置いて乗り越えました

辛いことその3:自分の体

出産後のお母さんの体の事は誰も心配してくれません。

これは赤ちゃんが病気で産まれたお母さんも元気で産まれたお母さんも同じかもしれませんね。

NICUは赤ちゃんのベッドが高くて大人の腰の高さあたりでした。

そのため面会用の椅子は高くてクルクル回る椅子でした。

これが出産後の体にはなかなかきつかったです。

でも赤ちゃんの世話をしない分、睡眠時間が確保されるので産後の回復は早かったかもしれません。
精神的にはだいぶキツイですが…

辛いことその4:他の家族の面会

私の病室のすぐ近くに新生児室がありました。

そのため面会時間になるとおじいちゃん・おばあちゃんなどが面会に来ていました。

ガラス越しに赤ちゃんを見て「かわいいわね~」と言っている姿を見ると元気な赤ちゃんを見せてあげられない自分がとても情けないような気持ちになりました。

でもNICUには息子以外にも入院している赤ちゃんがたくさんいました。
NICUに面会に行くと自分だけじゃないんだという気持ちにもなりました

辛い事はどうやって乗り越える?

病気の赤ちゃんを産んで辛いと感じる事はどうやって乗り越えれば良いのでしょうか。

心臓病児を育てて14年目の私がコレをやっておいて良かったと思う事をご紹介します。

心の中で毒を吐く

私はあまり良い性格の持ち主ではありません(笑)

楽観的で人の事はあまり気にしない性格ですが、それでも元気な子を育てるお母さん達の言葉に「はぁ?」と言いたくなる事はあります。

そんな時は心の中で

元気な子を育てている方達にはわからないでしょうよ!

とひっそり毒を吐きながらやり過ごしてきました。

産後の病室でお母さん達がオムツの話をしていれば

ウチの子は命をかけて闘ってる!こんな次元の低い話は聞き流す!

と無の境地で乗り越えました。

単なる強がりかもしれませんが…

赤ちゃんの記録をつける

育児日記は赤ちゃんが病気でも健康でも、多くのお母さんがやっている事だと思います。

NICUに入っている赤ちゃんの記録は命にかかわる事も多くて書いていて辛くなる事もあります。

でもこんな風に病気と闘ってきたんだという記録をつける事はとても意味のある事だと思います。

子どもが大きくなった時に「あなたはこれだけ頑張ってきたんだよ」と伝える事もできます。

多くの写真や記録を残してきて良かったなと思っています。

たらこっこ
たらこっこ

素敵な育児日記がたくさんありますが最近Amazonを見ていて気になったのが20歳までつけられる育児日記です。

息子が産まれた頃にこれを知っていれば、こっちにしたのになぁと思ってしまいました

こういった育児日記では「はじめて〇〇した日」などのページがありますが、なかなか思うように成長しない事にもどかしさを感じる事もあります。

私も市販の育児日記では飛ばしたページもあります。
普通通りにはいかないのよね…と思いながらも大きくなった姿を想像して書き溜めていきました

仲間を見つける

私がブログをはじめたきっかけは赤ちゃんの病気が判明したからでした。

ブログによって同病仲間の会を知る事もできました。

今はSNS社会で多くの人と簡単に繋がる事ができますよね。

昨年は息子の再手術が決まった事をきっかけにTwitterをはじめましたが、同じような境遇の方と簡単に繋がる事ができて驚いています。

たらこっこ
たらこっこ

14年前には息子の病名で検索してもほとんど情報が得られなかったのに、今ではTwitterで同病の人と出会う機会も増えました

SNSは辛い気持ちを吐き出す場・情報を集める場・ただなんとなくつぶやく場など人によって様々な使い方があると思います。

赤ちゃんが病気で産まれると、自分の周りの友人などと比較して「どうして私だけ…」と思う事もあります。

でも世の中には病気で産まれる赤ちゃんがたくさんいるのも事実です。

この辛さや悩みは自分ひとりじゃないんだと思えるととても心強いものです。

自分から何かを発信しなくても、同じ境遇の方のつぶやきを見ているだけでもいいと思います。

少しでも自分の心を軽くする方法を見つける事ができるといいですよね。

終わりに

出産後に赤ちゃんがNICUに入ったらお母さんはどうなる?私はコレが辛かったというお話についてまとめてきました。

手術が成功するかどうか…病気が今後どうなるか…というもっと重大で深刻な辛さはもちろんあります。

が…

出産後の大部屋入院がなんだか地味に辛かったなぁと思います。

病院によって違いはあると思いますが、例えばNICUに入っているお母さん同士を同部屋にするなど、お母さんを気遣うシステムがもう少しあればいいのにと感じました。

今になって出産後の5日間を振り返っても「私よくやったよ!」と自分を褒めたい気持ちになります。

そのくらい精神的に辛かったなと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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