学校生活も高学年になると宿泊行事がありますよね。
心臓病児が宿泊行事に参加する時にはどの程度注意が必要なのでしょうか?
ご訪問ありがとうございます。たらこっこ@nikonikotarakoです。心臓病児の息子の小学校・中学校の宿泊行事の体験談です
心臓病児が宿泊行事に参加する時の注意点
心臓病児といっても個人個人で病状が違います。
宿泊行事に参加する時には主治医に相談してどんな事に注意すれば良いのか聞いておく事が大切ですね。
そしてその内容を学校側にきちんと伝えて必要であれば対応方法を考えてもらいましょう。
- 宿泊行事の行程や移動方法に無理はないか
- トイレ休憩の間隔は足りているか
- 薬はきちんと飲めるか
など
体力的に無理がある場合には、例えば一部分の行程だけを休ませてもらうなど、学校と相談して対応方法を考えてもらうことが大切です
心臓病児の息子の宿泊行事の体験談
心臓病児の息子が最初に宿泊行事を体験したのは幼稚園のお泊まり保育でした。
小学校に入ってからは
- 4年生…科学キャンプ(学校外の体験)
- 5年生…林間学校
- 6年生…修学旅行
中学校に入ってからは
- 1年生…宿泊研修
- 3年生…修学旅行
を体験しました。
いずれも主治医からの注意点はひとつだけ。
本人のペースで無理がない範囲で行ってきていいですよ~
なんともアバウトです
このアバウトな主治医からの注意点をもとに学校にお願いした事はひとつだけ。
本人が疲れた場合には休ませてやってください!
そして、事前に息子に伝えた事は2つ。
宿泊行事前に息子に言い聞かせた事
- 疲れたら先生に遠慮せず「疲れた」「休みたい」と伝える事。無理をすると命にかかわります
- 薬は自分で管理してきちんと飲むこと
幼稚園に入った頃からの薬のお話についてはこちらに詳しく書いています。
息子の場合、本当に心臓病児?と思うくらい体力があって疲れ知らずのタイプです。
宿泊行事から帰った後に話を聞くと
別に疲れなかった。全部参加したよ!
と言っています。
ちなみに、つい先日中学校の修学旅行から帰ってきました。
マウンテンバイクに数時間乗ったり、川で魚つかみをしたり、遊園地でそこそこレベルの絶叫マシーンにも乗ったようです。
学校によって対応が違う?
息子と同病で数年先輩のお友達がいます。
そのお母さんは学校からこのように言われたそうです。
この話を聞いた時に、まだ息子は小学校の宿泊行事に参加した事がなかったので小学校ってこんなに大変なの?と思いました。
でも息子の場合は小規模特認校という事もあって、生徒に対して先生の人数が多く目が行き届くのでこんな事は言われませんでした。
小学校の修学旅行は生徒9人と先生3人だったよ
学校側から “何かあれば迎えに来れるようにしてください” というのは全員が言われていました
親の心構えで一番大切な事は?
息子は今まで何度か主治医が変わっています。
何人かの主治医や医療講演会で話をしてくれた先生はみな口を揃えて言います。
親御さんは子どもの手を離してやることです!
心臓病児の親は子どもの事が心配で過保護になりがちになってしまう傾向があります。
大切な事は子どもが自立して行動できるようにしてあげること。
子どもの可能性を親や医者が狭めるような事をしてはいけません!
こんな話を聞いて私が意識してきた事はできる事は何でもやらせる。学校生活の事に必要以上に口を挟まないという事でした
主治医からはこんな事も言われました。
本人のペースでっていうのはあまり明確ではないですけどね…疲れたら動けなくなるもんですよ。動けているうちは大丈夫です
動けているうちは…というアドバイスだったので本人がやれる事はなんでもやらせてきました。
最初にも書きましたが、病状は個人個人で差があるので主治医によく相談する事が大切です。
息子の病状や経過についてはプロフィールページに詳しく書いています。
良かったらあわせて読んでみてくださいね。
終わりに
心臓病児の学校生活で宿泊行事に行く時にはどの程度注意が必要なのかというお話をまとめました。
宿泊行事は子どもがとても楽しみにしている行事でもあります。
心臓病児にとっては不安な部分もありますが、子どもと一緒に病気の事や薬の事などをきちんと確認するのに良い機会でもあると思います。
主治医や学校とよく相談して、子どもが無理なく参加できるようにしてあげる事が大切ではないでしょうか。
たくさんの体験と思い出を胸に帰ってくる子どもの顔はひときわ凛々しく見えますよね。
最後まで読んでいただきありがとうございました