ピロリ菌という言葉を聞いた事がある人は多いと思いますが実際にはどんな菌なのでしょうか?
ピロリ菌の感染者数は世界の人口の約半数にのぼると言われています。
この記事でわかること
- ピロリ菌について
- ピロリ菌に感染するとリスクはあるのか
- 検査の方法
- 除菌治療がに失敗することはあるのか
たらこっこ@nikonikotarakoです。
夫婦で仲良く除菌治療をしたら私だけ失敗…
症状や治療方法などの体験談をまとめています!
目次
ピロリ菌って何?
ピロリ菌は正式には『ヘリコバクター・ピロリ』という細菌です。
私達の胃の中に生息しています。
胃には強い酸(胃酸)があるので細菌はいないと考えられていました。
しかし、さまざまな研究でピロリ菌は胃の中でも生息できるという事がわかりました。
ピロリ菌の感染源は?
- 水を介して感染する
- 親から子へ口移しで感染する
ピロリ菌の感染率は?
世界の人口の約半数、日本人では約6000万人が感染していると言われています。
50歳以上では80%の人が感染しています。
一方で10代~20代では20%程度の感染率です。
ピロリ菌に感染していた場合の症状やリスク
ピロリ菌に感染すると、胃の粘膜に炎症が起こります。
ピロリ菌に感染している状態が長くつづくと、さまざまな病気を引き起こす場合があります。
胃の不快感はピロリ菌のせいかもしれません
- 食欲不振
- 胃もたれ
- 胃痛
- 胸やけ
このような症状が続く場合にはピロリ菌が原因かもしれません。
ピロリ菌で胃がんリスクが5倍になる
ピロリ菌に感染している事が胃がんの原因になるとわかっています。
ピロリ菌に感染している人の胃がんリスクは、感染していない人と比べて5.1倍にもなります。
ピロリ菌の検査方法
内視鏡を使わない検査
- 尿素呼気試験法
⇒診断薬を服用して、薬の服用前後の呼気を集めて診断します。袋の中に息を入れるだけで簡単に行える診断方法です。 - 抗体測定
⇒血液や尿などを採取して、抗体の有無を測定する方法です。 - 糞便中抗原測定
⇒便の中のピロリ菌の抗原の有無を測定する方法です。
内視鏡を使った検査
内視鏡(胃カメラ)を使って、胃粘膜や胃の組織の一部を採取して診断します。
一部の組織を採取する為、判定に偽陰性(※)が出る場合があります。
※偽陰性とは本当は陽性なのに、間違って陰性と判断される事です。
検査を受けるには?
胃潰瘍などの経験がある、胃痛が続く、胃炎が続くなど、なんらかの症状がある場合には保険適用で検査を受ける事ができます。
また、人間ドッグで希望をすれば自費で検査を受ける事ができます。
自分の親が50代以上でピロリ菌に感染している場合には、自分自身も子どもの頃に感染している可能性があります。
何か気になる事がある場合には、検査を受けるほうが良いでしょう。
ピロリ菌の検査と除菌治療の体験談
ピロリ菌が胃がんの可能性になるとテレビ等で取り上げられた事で、私の母と義理のお母さんがそれぞれ検査を受けました。
私の母…陽性
義理の母…陽性
オレ、陰性だった!
先に検査を行ったパパさんは陰性でした。
それからしばらくして、私が検査を受けました。
バッチリ、ピロリ菌が出ましたよ!
うぅ…。
共に母親が感染していたのにパパさんは陰性で私は陽性という結果でした。
ピロリ菌の治療方法は?
ピロリ菌は除菌する事ができます。
ピロリ菌検査で陽性が出た場合には薬を服用して除菌します。
・2種類の抗生物質
この3種類の薬を一週間服用します
除菌と聞くと、すごい治療をするのかと思っていましたが、薬を服用するだけなので楽ですね
4週間以降に再度除菌判定
除菌治療を終えたら、きちんと除菌できたかどうかの判定をする事が大切です。
1回の除菌治療で約8割の人は除菌に成功します。
除菌できなかった場合には、服用する薬を変えて再度除菌治療を行います。(2次除菌)
除菌に失敗するとどうなる?
私の場合の除菌判定は『尿素呼気試験法』でした。
残念ですが除菌できていません。2次除菌ですね。
うぅ…。
2次除菌のお薬を服用している間は禁酒です。
わかりました…。
私の母も1回では除菌できず2次除菌をしました。
義理のお母さんは1回の除菌で成功しました。
2次除菌では8~9割の方が除菌に成功します。
病気ではないけれどなんだか胃の不快感が気になるという場合もありますよね。
胃の痛みや不快症状は薬を飲むことで改善されますが、実はその薬によってさらに痛みは増すんです。
慢性的な胃痛には漢方生薬由来の健胃剤で痛みを取り除きつつ胃の健康を高めることができますよ。
まとめ
ピロリ菌の検査と除菌治療の体験談をまとめました。
私は人間ドッグで胃潰瘍を指摘される事も多く、時々胃痛の症状もありました。
私のような症状が無い場合でも、ピロリ菌に感染している事はあります。
『年代的に気になる』『親が感染していた』という場合には一度検査をしてみると良いかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました