乾燥などが原因で皮膚が痒くなった経験は誰にでもありますよね?
ブツブツが出ると「蕁麻疹(じんましん)じゃない?」なんて言うこともよくあります。
そんな蕁麻疹ですが本当のところはどんな症状でどんな薬で治療をするのでしょうか?
蕁麻疹の薬をずっと飲み続けないといけない…なんて事はあるんでしょうか?
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ある日突然痒みが出て治らないから病院に行ったら、ずっと薬を飲まないといけないかもしれないって言われました
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ご訪問ありがとうございます。たらこっこ@nikonikotarakoです。
そもそも蕁麻疹ってどんな病気?
薬をずっと飲むってどういうこと?
軽く考えていた痒みですが、なんだか厄介な事になりそうなので蕁麻疹についてまとめてみました
目次
蕁麻疹(じんましん)ってどんな病気?
皮膚の一部が突然に赤くくっきりと盛り上がって、しばらくすると消えてしまう病気を蕁麻疹(じんましん)といいます。
赤くくっきりと盛り上がる形は様々で円形・線状・楕円形・花びら状・地図状などがあります。
蕁麻疹(じんましん)の症状
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突然すごく痒くなるんだけど、しばらくすると痒くなくなるんだよね。
でもまた痒くなって…それの繰り返しだよ
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蕁麻疹には次のような症状があります
- だいたいの場合は痒みを伴う
- チクチクとし痒みに似た感じを伴うこともある
- 痒みは数十分から数時間以内に消えるのが普通
- 中には半日から1日くらいまで続くものもある
- 皮膚の盛り上がりの大きさは1~2mm程度から手足全体位のものまで様々
蕁麻疹(じんましん)の原因
蕁麻疹の原因はさまざまですが、このような事が蕁麻疹を引き起こす要因になります。
- 食べ物のアレルギー
- ストレス
- 汗をかく
- 擦れる
- 急に温かくなる
- 急に冷える
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特にこれといった原因は思い当たらないんだけどなぁ
蕁麻疹(じんましん)の種類
蕁麻疹の原因はさまざまで症状の出かたも人それぞれです。
そのため蕁麻疹の種類をはっきりと分ける事はむずかしいのですが、原因や症状が比較的はっきりしている種類もあります。
- 急性蕁麻疹…毎日のように繰り返し症状が出る蕁麻疹で発症して1ヶ月以内のもの。原因は細菌やウイルス感染などの場合が多い
- 慢性蕁麻疹…毎日のように繰り返し症状が出る蕁麻疹のうち発症して1ヶ月以上経過したもの。原因は特定できない場合が多い
- 物理性蕁麻疹…擦れ・寒冷・温熱・日光などの物理的刺激によって起こるもの
- アレルギー性蕁麻疹…食べ物・薬剤などに含まれるアレルゲンに反応して起こるもの
- コリン性蕁麻疹…汗をかくと現れる蕁麻疹。ひとつひとつの皮膚の膨らみの大きさが1~4mm程度と小さいのが特徴。小児から若い成人に多い。原因は入浴や運動などの汗
こんな時には受診しましょう
体の痒み程度ならすぐに治るだろう…と軽く考えていたのになかなか治らないなど、次のような症状がある場合には医療機関を受診するほうがいいですね。
- 蕁麻疹が出て原因がよくわからない
- すぐに治ると思っていたのに長引いている
- 症状が体の広範囲に広がっている
- 痒み・痛みの症状が強い
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皮膚が痒くなる事は今までにもよくあったので、今回も今までの塗り薬で治ると思っていました。
でも全然痒みが消えないから受診しました
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蕁麻疹は症状が出たり消えたりするので受診の時に症状が消えてしまっている場合もあります。
皮膚症状が出ている時の写真を撮っておくといいですよ
蕁麻疹(じんましん)の治療
蕁麻疹の原因が特定できた場合には原因を取り除いて、蕁麻疹の発症を防ぐことが第一の治療法です。
なかなか症状がおさまらない蕁麻疹・症状が重い蕁麻疹・原因がわからない蕁麻疹の場合には内服薬による治療を開始します。
内服治療はかゆみを引き起こすヒスタミンの働きをブロックする「抗ヒスタミン薬」が使われる事が多いです。
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原因不明で抗ヒスタミン薬を処方されました。
まずは数週間服用して様子をみます。
治らない場合にはずっと薬を飲み続けなければならないとも言われました
抗ヒスタミン薬ってどんな薬?
蕁麻疹に対する内服治療薬としてよく処方されるお薬が抗ヒスタミン薬です。
抗ヒスタミン薬は次のような働きで痒みなどの症状を抑える事ができるお薬です。
⇩
ヒスタミンはヒスタミン受容体に作用する
⇩
皮膚の腫れ・赤み・かゆみなどの症状が出る
⇩
抗ヒスタミン薬を服用
⇩
肥満細胞から放出されたヒスタミンがヒスタミン受容体に作用するのをブロック
⇩
ヒスタミンが働かなくなる
⇩
蕁麻疹の皮膚症状を改善する
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花粉症に対しても用いられているお薬です。
作用の強さなどが異なるさまざまな種類があります。
それぞれの症状に合った抗ヒスタミン薬が処方されます
抗ヒスタミン薬をずっと飲み続けないといけない場合があるの?
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治らない場合にはずっと薬を飲み続けないといけないって言われたんだよね?
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薬をやめて痒みが出るようなら飲まないといけないみたい
軽い蕁麻疹の場合は1・2週間の服用で終わることもあります。
しかし症状が1・2週間以上続く蕁麻疹の場合にはしばらく継続して薬を服用する必要があります。
薬を服用している間は症状がおさまり、服用をやめるとまた症状が出てくることもあります。
そのため慢性の蕁麻疹の場合には長期にわたって薬を飲み続ける必要があります。
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うまく症状をコントロールしていけばほとんどの場合は薬の量を少しずつ減らすことができます。
やがては薬を中止できるようになりますよ
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最初に痒みの症状が出てから6ヶ月経過しましたが
まだ薬の量は減らずに飲み続けています
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早く治るといいね…
ようやく薬から解放されました(追記)
蕁麻疹の症状が出てから1年ほど経過した頃、薬を服用しなくても痒みが出なくなりました。
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まさか1年もかかるとは思いませんでした。薬をやめてしばらく経ちますが今のところ症状は出ていません
蕁麻疹に効く市販薬
市販薬にもさまざまなタイプのものがあります。
受診するほどではないな…まだ症状が軽いな…という場合には市販薬で様子を見るという方法もありますね。
市販薬を服用する場合には自分の症状に合うものを選びましょう。
症状に合う市販薬がわからない場合には薬剤師さんに相談するといいですね。
小粒の錠剤タイプで飲みやすく小さい子どもでも服用できます。かゆみだけではなく鼻炎にも使える内服薬です
アレルギー反応を抑えて治療する内服薬です。5歳から服用可能です
終わりに
蕁麻疹(じんましん)の症状や治療についてまとめました。
かゆみが続くと辛いですよね。
季節の変わり目・ストレスなどでかゆみ症状が出てくる事もあります。
かゆみが出たら我慢せずに市販薬で様子をみたり、症状がひどい場合には受診することが大切ですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました
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