子どもを学校に通わせるようになると心配になるのがいじめ問題ですよね。
小規模校にはいじめが無いのでしょうか?
もし小規模校でいじめがあったらどう解決するのでしょうか。
小規模校のいじめ問題についてのお話です。
ご訪問ありがとうございます。
たらこっこ@nikonikotarakoです。
2つの小規模校に通った体験からいじめ問題についてまとめています
小規模校にはいじめが無い?
小規模校は全校児童100名以下の学校で行われています。
1学年1クラスという場合が多いです。
もっと人数が少ない学校では複式学級の場合もあります。
小規模校で実際にあったいじめの問題
2つの小規模校に通って、息子がいじめに直接かかわった事はありませんでした。
しかしいくつか学校で問題になった事例がありました。
上級生が1年生の男の子全員を叩いた
クラス内でボス的な男の子が1人の子を全員で無視するように指示した
クラス内の女子同士で仲間割れが生じて、それが原因で学校を休む子が出た
子ども同士ではよくある問題ですが本人にとっては辛いですよね
小規模校ではいじめをどう解決する?
小規模校といっても特別な学校というわけではなく通常の公立の学校と同じです。
いじめ問題があれば学校内で話し合い、それでも問題が解決しない場合には教育委員会に話が及ぶ事になります。
さきほどのいじめ事例はこのように解決されました。
1年生を叩いた上級生の親と教頭先生が叩かれた子の家を訪問して謝った
クラスの保護者が何度か懇談会を開いて話し合い、子ども達に何がいけないのかを指導した
担任の先生が女子生徒や保護者に話を聞き、女子生徒同士が納得いくまで話し合いをした
どの問題も比較的短い期間で問題を解決することができました
小規模校ではいじめが早く解決する
3つの事例は息子が直接関わった問題ではありませんでしたが、私の耳に入るのは早かったです。
小規模校は親同士の関わりも密接で、他学年の保護者の顔もみんな知っています。
それだけに何か問題があるとすぐに全員の耳に入ることになります。
親の立場からすると、それがわずらしいと思う事もあります。
でも、子どものいじめ問題を考えた時にはこれが良い効果をもたらしているように感じます。
小規模校は公立の学校なので、先生方の入れ替わりも普通にあります。
問題が起きた時に、とことん話し合うタイプの先生もいれば、なるべく無かった事にしようと考える先生もいます。
でも、無かった事にしようと考える先生がいたとしても保護者がそれを許しません。
小規模校には、兄弟児が多くて10年以上にわたって子どもを通わせているベテランの保護者の方が存在するものです。
保護者の中のボスキャラです!
何か問題があると、真っ先にそういう人の耳に入ります。
するとボスは職員室に行って笑顔で教頭先生や校長先生に言います。
〇年生でちょっと問題あるらしいですねぇ。
ちゃんと解決してやってちょうだい!
どこの学校にもボスが存在するのかどうかはわかりませんが…
少なくとも息子が通った2つの学校では、何人かのボスが存在しました。
小規模校は先生と保護者と地域の方が協力して学校を支えています。
先生と保護者が対等な立場で話し合いをする事が多くあります。
もしかしたら、地元に長くいる保護者のほうが、赴任して数年の校長先生よりも立場が上かもしれません。
そんな保護者から何か言われたら、学校側も誠意をもって問題を解決しようとします。
このような理由からいじめ問題も早く解決するんですね。
小規模校で育まれること
小規模校ではクラス替えがありません。
途中で多少の転入学などがある場合もありますが、基本的には6年間同じメンバーで過ごすことになります。
クラスの中に気の合わない子がいても6年間同じクラスです。
いじめがあった時にクラスを替えてもらうという話を聞きますが、小規模校ではそれもできません。
それは、子どもにとってデメリットなのでしょうか?
私は6年間息子を通わせてデメリットと感じた事はありませんでした
クラスに気の合わない子がいることもある。
クラスでいじめのような問題が起きることもある。
それをきちんと受け入れて、みんなで話し合いどうやったら解決できるのかを考える事で子ども達は成長していきます。
先生や保護者も、小さな問題でもないがしろにせず、きちんと向き合って子ども達の成長を見守っています。
小規模校についてもっと知りたい方はこちらを参考にしてみてください。
小規模校のデメリットに感じる事を知りたい方はこちらを参考にしてみてください。
終わりに
小規模校のいじめ問題や解決方法についてまとめました。
小規模校は学校全体が小さな社会として成り立っています。
子ども達は学校の生徒全員はもちろんのこと、先生の名前も親の顔も知っています。
濃密な関係性の中で、悪い事をすれば怒られ、何が悪いのかを学び、みんなで考えながら成長していきます。
濃密な関係には良い点も悪い点もありますが、私はこのような環境で息子の小学校生活を過ごす事ができて本当に良かったと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました
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