安倍元総理が銃撃され、治療にあたった病院の会見では大量の輸血が行われた事が明らかになりました。
ニュースを見て献血に協力したいと思った方もいるのではないでしょうか?
でも献血ができる人には一定の条件があるんですよね。
過去に輸血を受けた経験がある私や息子は一生献血ができないと聞いたことがあります。それは本当なのでしょうか?
献血とは?
献血は手術や治療で輸血を必要としている人のために、健康な人が自分の血液を無償で提供するボランティアの事です。
日本赤十字社のホームページ にはこのような記載があります。
病気やけがなどで輸血を必要としている患者さんの尊い生命を救うため、日本赤十字社では、16~69歳まで※の健康な方に献血のご協力をお願いしています。
※65歳以上の方の献血については、献血いただく方の健康を考慮し60~64歳の間に献血経験がある方に限ります
参照:https://www.jrc.or.jp/donation/
輸血を受けた人は献血ができない
過去に輸血を受けたことがある人は献血ができません。
これについてはこのような記載があります。
輸血や臓器移植を受けたことのある方は、現在の検査法では検出できない未知のウイルス感染の可能性が考えられるため、献血をご遠慮いただいています。
ただし、輸血歴・臓器移植歴のある方が現在何らかのウイルスに感染している、あるいは病気であるということではありません。あくまでも輸血の安全性を可能な限り高めるという観点からお願いしておりますので、ぜひともご理解ください。
参照:https://www.jrc.or.jp/donation/qa/
私は幼い頃に怪我で輸血を受けたことがあります。
かなりの大怪我でお腹に大きな傷は残りましたが、成長してからは通院することもなくなりました。
ただ母からは
あなたは小さい頃に輸血をしてるから献血はできないよ
と聞いていたので、なんとなく献血はできないんだと理解しながら大人になりました。
街中で献血協力の声をかけられる事もありますが協力できないのは心苦しいものです
私の場合は母から幼い頃の大怪我の事や輸血を受けた事を聞いていたので、献血ができない事も理解することができました。
でもその話を聞いていなければ、献血ができないという事を知らずにいたかもしれません。
心臓病の息子の場合
重度の心臓病で産まれた息子も過去の手術では毎回輸血を受けています。
ニュースなどで輸血や献血の話題が出た時には伝えるようにしています。
献血はできないからね
わかった!
先天性心疾患は息子のように重症で一生病院に通わなければならない場合もありますが、幼い頃に手術をしてその後は通院が必要ない場合もあります。
そういった場合には手術をした事や輸血を受けた事などをあまり子どもに伝えないまま大人になる事もあるかもしれません。
過去に輸血の経験がある人は献血ができないという事を頭の片隅に入れておくのも大切ですね
他にも献血ができない条件はある?
過去に輸血を受けた事があるという理由以外に献血ができない条件はあるのでしょうか?
日本赤十字社のよくあるご質問のページ には献血が可能かどうかについてまとめられています。
このような事例について回答が記載されています。
- 歯科治療を受けた場合に献血は可能か?
- 服薬していると献血はできないのか?
- 予防接種をすると献血はできないのか?
- プラセンタ注射をした場合に献血はできないのか?
- 妊娠中・授乳中の献血は可能か?
- ピアスをしている場合献血は可能か?
- いれずみを入れた場合献血は可能か?
気になる項目がある場合には日本赤十字社のホームページを確認してみましょう
まとめ
輸血を受けたことがあると一生献血ができないのは何故なのかご紹介しました。
過去に輸血を受けた事があると、今度は自分が献血で恩返しをしたいと考える事もあるかもしれません。
でもそれはできないという事を理解する事が大切ですね。
輸血によって命を助けてもらったのに、自分は献血ができないというのは心苦しいですが…
感謝の気持ちを忘れずに繋いでもらった命を大切に生きること。
息子にもそれを伝え続けていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました