心臓病のある息子が健常児ばかりの普通の幼稚園に入園する事になりました。
障害児の幼稚園入園は周囲とトラブルなく過ごせるかどうか心配になるものです。
ここまで病児のママ友しかいなかった私にとっても大きな一歩でした。
障害児が幼稚園に入園する時に周囲とトラブルなく過ごすための親の心構えはあるのでしょうか?
ご訪問ありがとうございます。たらこっこ@nikonikotarakoです。
障害児の先輩ママや通所施設の先生方に教えてもらったアドバイスと私の体験談をまとめました
幼稚園が決まるまでには何軒もの幼稚園に断られて大変でした。その時の体験談はこちらです。
目次
障害児がトラブルなく過ごすためのアドバイス
3歳までこばと園(心臓病児の通所施設)や療育に通っていました。
こばと園の先生にはこのようなアドバイスをもらいました。
- 最初に全員で集まる場(保護者会など)で病気の話をしておくと良い
⇒ 話している人と話していない人が出てくると面倒だから - 役員などに立候補すると良い
⇒ 園と積極的に関わる事で先生方とも仲良くなれて子どもの様子がわかる
⇒ 他のママ達に覚えてもらえる
病気の話を周囲の人にするかどうか悩む人もいると思いますが、何も知らせずに「あの子どこか病気なのかな?」などと憶測されるよりも、こちらからきちんと説明しておくほうが安心です。
心臓病児の通所施設こばと園では、心臓病以外の病気の子も受け入れています。ホームページでは保育の様子なども紹介していますよ。
幼稚園に入園してみてどうなったのか?
先生方にアドバイスをもらっていざ入園!入園から最初の保護者会までの体験談です。
パパ達の自己紹介
息子の入園した幼稚園は1学年20名が3学年。
園児数60名で兄弟児も多いので世帯数は40家庭ほどのとてもこじんまりした幼稚園です。
入園式の時にはなんとパパ達の自己紹介がありました。
ずいぶん詳しい自己紹介をしているパパさんもいました。
転勤で3月末に東京から引っ越してきたばかりです。
まだ福岡に来て数日なので右も左もわからない事ばかりですがよろしくお願いします!
短い自己紹介でしたが東京から引っ越してきたばかりという一言で会場内は『えー!』と盛り上がりました。
保護者会で新入園児の母の自己紹介
入園式から数日後に初めての保護者会がありました。
ここでは新入園児のお母さん達の自己紹介がありました。
入園式のパパ達の自己紹介ではかなり長めの自己紹介をする方もいたので、私もここで息子の病気の話をしようと覚悟していました。
ところが…
トップバッターのお母さんの自己紹介が子供の名前と自分の名前のみ。
それに続くお母さん達も同様に名前のみ。
私はだいぶ最後の方でした。
名前だけの自己紹介がどんどん進んでる…。
どうしよう。
ここは諦めるべきか。
でもこの場を逃したら話せなくなる…
心の葛藤はありましたが意を決した私は息子の病気の話をする事にしました。
- 心臓病で産まれたこと
- 心臓病の中でも重症で東京の病院では手術が難しかったこと
- 全国の病院を探し回って福岡こども病院の先生に助けてもらったこと
- それが縁で今回パパの転勤が決まって東京から越してきたこと
- 手術で人工血管を入れたので今後も何度か手術が必要なこと
- 胸の中央と両脇に大きな傷跡があること
- 本人は今はまだ病気の事はよくわかっていないけれど、そのうち少しずつわかってくると思うので、みなさんもご自分のお子さんに息子の胸の傷の事を聞かれるようなことがあったら「頑張って治してもらったあかしなんだよ」と教えてあげて欲しい
このような事をささっと説明させてもらって自己紹介は無事に終了しました。
役員選びはどうなった?
自己紹介に引き続き、今度は学年ごとに分かれて役員選出になりました。
役員は『下にお子さんがいない方』という条件だったのでその時点で半数ほどにしぼられました。
ここでもまた心の葛藤が…
役員に立候補したいけど他にもたくさん立候補する人がいたらどうしよう…。
もしかしたら友達同士で役員をやろうと決めている人もいるかもしれないし…
でも私のそんな心配は無用で誰も手を挙げませんでした(笑)
そこで私は思い切って手を挙げて立候補しました。
するとすぐにもう1人のママさんが手を挙げてあっという間に役員が決まりました。
他の学年はなかなか決まらない様子。
やはり幼稚園の役員を率先してやろうという人はなかなかいないものなんですね。
自己紹介と役員立候補の効果は?
こじんまりとした幼稚園で他のお母さん達は未就園児クラスなどですでに顔見知りという感じでした。
私はもちろん1人も知り合いがいません。
でも自己紹介と役員立候補のおかげですぐに他のお母さん達から話しかけてもらう事ができました。
まとめ
幼稚園に入園して私が実行した体験談をまとめました。
私とは逆に病気の事は知られたくないと思う人もいると思います。
人それぞれ色々な考え方があると思います。
私の場合は病気の話をする事でプラスの面がとても多かったと感じています。
最後まで読んでいただきありがとうございました