新型コロナウイルスの自粛生活が続いていました。
この生活の間に感じた一番の変化は息子さんの『声』です。
数ヶ月の間にどんどん声が低くなってきています。
『声変わり』真っ最中のようです。
今回は声変わりについてまとめました!
目次
声変わりって何?
『こども』から『おとな』の体に変わっていく体の成長の変化を『第二次性徴』といいます。
個人差はありますが、男性は13歳~14歳頃、女性は11歳~12歳頃にこの時期がやってきます。
声変わりによる変化
- 高い声が出なくなる
- 声が裏返る
- 声がかすれる
- 喉ぼとけが大きくなる
個人差はありますが、このような変化があらわれます。
男性では1オクターブほど声が低くなります。
実は女性にも声変わりがあって、本人はあまり気がつかない事が多いですが2~3音ほど低くなります。
なぜ声変わりが起こる?
のどぼとけの内側に声帯があります。
第二次性徴の時期には声帯も急に前後にのびます。
しかし、発声を調節する筋肉の発育が伴わなくなります。
このために発声の異常がおきると考えられています。
女性の場合は、声帯の長さはわずかしかのびません。
その為に声の変化は軽くて、気づかない事が多いようです。
声変わりの期間は?
声変わりの時期=変声期と呼びます。
個人差がありますが3ヵ月から1~2年間ぐらい続きます。
声変わりが順調にいかない場合もある?
- 高い声の時期が続いて声変わりらしい時期が現れない。
- 変声期のしゃがれ声がそのまま残る。
- 変声期の異様に低い声が続く。
このように声変わりが順調に行かないことがあります。
このような場合には発声の矯正が必要になります。
声帯麻痺の影響は?
息子さんの場合、心臓の根治手術の直後に片側の声帯麻痺(反回神経麻痺)が残りました。
その為に、声が小さくかすれています。
このことが変声期にどのような影響を及ぼすのかはまだわかりません。
声に異常がある場合には音声外科に相談しましょう
息子の場合は明らかに『声帯麻痺』がある事がわかっています。
しかし健康な子でも変声期をきっかけに声がうまく出せなくなる場合もあります。
声について不安がある場合には『音声外科』という声専門の治療をしてくれる病院に相談すると良いでしょう。
息子の場合も、変声期が過ぎて、明らかに声が聴きとれないなどの場合には声帯の治療が必要かもしれないと考えています。
息子さんの声の変化(音声記録)
参考までに同じ内容の音声記録をご紹介します。
小学校の主張大会で心臓病について発表した時の一文です。
内部障害というのは、外見では判断することのできない、体内部の障害のことです。
ぼくはその内部障害にあたる生まれつきの心臓病です。
11歳10ヶ月の音声記録
13歳4ヵ月の音声記録(思春期の息子。途中で笑っちゃってます…)
同じ内容を話して比較すると声の高さの違いがよくわかります。
病気が無いお子さんでも、変声期になったら、過去のビデオと同じ内容を話してもらって録音しておくと面白いかもしれませんよ!
まとめ
声変わりについてまとめました。
声変わりは病気ではなく、誰にでも起こる事です。
しかし、声変わりがうまくいかずに、かすれた声のまま大人になってしまうという事もあるようです。
そのような場合には病院で相談する事が大切ですね。
息子は変声期真っ最中なので、しばらく様子をみてみようと思います。