中学受験において学校選びで重視するポイントはどのようなものでしょうか。
いざ中学受験をしようと決めても、数多くある学校の中からどのように学校選びをすれば良いのか悩むものです。
先天性心疾患という身体障害児の中学受験で重視したポイントや学校選びの方法についてまとめています。
ご訪問ありがとうございます。たらこっこ@nikonikotarakoです。
身体障害のある子の中学受験のお話第二弾です!
目次
中学受験の学校選びの方法
国立や私立の中学校は関東圏で約360校、関西圏で約160校あります。
この中から子どもに合う学校を見つけるのはどうすれば良いのでしょうか。
学校選びには中学受験のガイド本を購入する方法やインターネットで情報収集する方法があります。
中学受験のガイド本を見る
中学受験のすべての学校が掲載されているガイド本は1冊あると役に立ちます。
- 複数の学校を一度に比較できる
- 路線図マップで通学範囲がわかりやすい
1つの学校の情報は1ページ程度と少ないですが、全体を把握するのにとても役に立ちました。
中学受験ガイドは複数出版されています。毎年4月~6月末頃に発売されるので、その頃に書店で見比べて見やすいものを選ぶと良いと思います。
書店には昨年度版が並んでいることもあるので、年度を間違えないように!
例えばこんなガイド本があります。
インターネットで情報収集する
中学受験の情報や学校案内をまとめたサイトも役に立ちます。
私が参考にしたのは 中学受験情報のスタディ です。
他にも インターエデュ や 中学受験マッチング などがあります。
- 学校検索で条件に合った私立中学校を検索することができる
- 学校の口コミなどを見ることができる
- 気になった学校の資料請求ができる
学校のパンフレットを入手する
気になる学校があれば学校のパンフレットを入手します。
学校のホームページでデジタルパンフレットが見れる学校もあります。
また、学校のホームページから資料請求の申し込みができる場合もあります。
さきほど紹介した中学受験情報のスタディではいくつかの学校にまとめて資料請求ができます。
学校説明会や合同学校説明会でもパンフレットの入手ができますが、私は学校訪問よりも前にパンフレットを入手しました
中学受験の学校選びで重視するポイント
まずはじめは子どもと一緒に話し合いながら、大まかな基準を決めると良いでしょう。
学校選びの最初のポイント
- 自宅から学校までの通学時間はどのくらいまで?
- 男子校・女子校・共学校のこだわりは?
- 偏差値は最低限〇〇以上の学校など偏差値の基準
- 6年一貫校(=大学受験あり)or 大学併設校(=大学受験なし)
- 宗教教育の有無
これらのポイントは学校案内を見ればすぐにわかる内容ですね
大まかな基準を決めたら、さらにもう少し踏み込んだポイントを考えてみます。
重視したいポイントは?
- 勉強重視の学校 or 自由な校風の学校
- 校則や礼儀に厳しい学校 or そうでもない学校
- 入りたいクラブ活動があるか
- 海外留学などやってみたいカリキュラムがあるか
- クラス編成(成績によって振り分ける等)
- 完全中高一貫 or 高校募集あり
学校案内を見てある程度の重視したいポイントを絞ったら、あとは実際に学校見学に行って学校の雰囲気を見たり、わからないところを質問したりするといいですよ
身体障害児の学校選びで重視したポイント
ここからは先天性心疾患の息子の学校選びで重視したポイントです。
中高6年間を考えた時に不安な点はこのようなものがありました。
- 心臓の再手術の可能性がある
- 入院で長期欠席する事への不安
- 体力的についていけるかどうか
- 学力面でついていけるかどうか
これらの不安が少しでも解消できる学校という基準で考えてみました
ポイント1:通学時間
体に負担がかからないように、なるべく通学が楽な学校を選びました。
事前の情報収集では自宅から30分程度、最寄り駅から7分程度という学校でも、実際に行ってみると乗り換えが不便だったり、駅からかなり急な坂道があったりという場合もあります。
逆に自宅から1時間ちょっとかかる学校でも、乗り換えがなく座って行ける場合もあります。
身体障害児にとって体への負担は重要なポイントです。
早い段階で学校までの通学路を確認しました
ポイント2:中高一貫校であること
最初は “私立中学校ってだいたい中高一貫校なんじゃないの?” と思っていました。
でも、高校募集があり高校からは外部受験者と混じって人数が増えるという学校もあります。
息子は小学校6年間を小規模特認校で過ごしたので中高一貫校がいいという強い要望がありました。
小規模特認校についてはこちらにまとめています。
いくつかの学校を絞り込んでいきましたが中高一貫校というのは思っていたよりも難しい条件でした。
偏差値の高い進学校などでは中高一貫で高校募集はしない学校もあるようですが、我が家が絞り込んだ学校は高校募集をする学校がほとんどでした。
ポイント3:偏差値が高くない
一般的に中学受験では偏差値を基準に学校を選ぶ事も多いと思います。
息子の場合は全体的に発達が遅く、学校の勉強もギリギリついていけている状態だったので、偏差値が高い学校は最初から外していました。
息子の小学校の学力調査の結果はこちらにまとめています。
ポイント4:共学校
親子共に共学校が良いと思っていたので男子校は最初から外していました。
最重要ポイントは?
身体障害児の学校選びの最重要ポイントは身体障害児を受け入れてくれる学校かどうかという点です。
ただ、これは実際に学校にコンタクトをとって直接聞いてみないとわかりません。
まずはこの点をのぞいて行きたい学校をいくつか絞り込みました。
身体障害児が中学受験を考えたきっかけについてはこちらにまとめています。
学校選びは柔軟性をもって
中学受験の準備は小学校4年生からとも言われていて、息子の場合も小学校4年生の春に情報収集をはじめました。
ただし受験までの3年間で学校の状況が変わるという事も頭に入れておいたほうが良いと思います。
実際に、4年生の時に候補に入れていた学校が受験する年から移転して遠くなる学校もありました。
また希望の学部が募集停止になる場合もあります。
そのような事も考えて中学受験の学校選びは重要視するポイントに柔軟性をもって考えておくと良いでしょう。
中学受験を考えはじめるとやっぱり気になるのが勉強のことですよね。
勉強が嫌いでもちょっとしたやり方やコツを覚えると、ぐんぐんやる気になる場合があります。
ボクは褒められると伸びるタイプ
親はなかなか素直に自分の子どもを褒められないものです。
そんな時は家庭教師の先生に頼るのもおすすめ。
先生との相性もあるので無料体験レッスンができる家庭教師を選ぶのもポイントです。
終わりに
中学受験の学校選びの方法と身体障害児の学校選びで重視したポイントについてまとめてきました。
身体障害児の場合は学校側がこころよく受け入れてくれるのかどうかという問題があります。
「この学校がいいな」と思っても、学校側が難色を示す場合もあります。
そのため、最初の学校選びの段階では、自分が重要視したいと思っているポイントから少し外れている学校であっても候補に入れておくと良いと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました