『ブルーインパルスが新型コロナウイルスへの対応を続ける医療従事者に敬意を表するため都心上空を飛行した。』というニュースが話題になっていました。
新型コロナウイルスとは直接関係がありませんが、私も赤ちゃんに病気があるとわかってから、多くの医療従事者の方々と関わり、助けてもらってきました。
息子が13歳になった今でも、先生や看護師さん達にかけていただいた言葉の数々を思い出す事があります。
さまざまな言葉に救われながら、息子を育ててきたような気がします。
医療従事者の方々への感謝の気持ちを込めて、私が救われてきた言葉をご紹介します。
目次
先生や看護師さん達の言葉は患者の心を救います
妊娠30週で赤ちゃんの心臓病を見つけてくれた産科医の言葉
妊娠中に病気を教えてくれるなんて、この子は強運の持ち主ですよ。
産まれる前からお母さん思いのいい子ですね。
だからきっと大丈夫。
強い子に育ちますよ。
NICU担当の女医先生が感染症治療がうまくいった時にかけてくれた言葉
お母さん、やりましたよ!
今まで本当に長い闘いでした。
検査数値が正常だったのを見た時に、私の中ではもう『号外新聞』を見た時くらいの興奮でしたよ!
涙が出そうでした。
本当に良かったー。
NICU担当医が一時退院の時に育児ノートに書いてくれた言葉
見たこともないような病気をもって産まれてきましたね。
産まれてから何度も何度も底からはいあがってきて生命力の強さを感じました。
まだ今は4ヵ月しか生きていないけれど、君にはこれから学校に行ったり、恋愛をしたり色々やることがありますよ。
それを助けられるように僕も頑張ります。
一緒に頑張っていきましょう!
セカンドオピニオンをお願いした主治医の言葉
私も長い間医師をやってきましたが、こんなにお子さんの為に必死に頑張ったご両親はなかなかいないですよ。
お父さんとお母さんがやるべき事はすべてやったと言えると思います。
あとはこの子の生命力を信じて頑張ってきてください。
元気になって戻って来る日を待っていますからね。
根治手術で入院した病棟の看護師長の言葉
お母さん、遠方からの入院で大変だと思うけど大丈夫?
何か不安な事があったらいつでも声かけてくださいね。
長い入院になりますから、病気以外の事でも何でも聞いてください。
お母さんが不安な気持ちでいると、赤ちゃんにも伝染しちゃうから。
一緒に頑張っていきましょうね。
根治手術をしてくれた執刀医の言葉
(ICUを出て一般病棟に移って回復してから)
いい顔になってきたね。
目つきがいいですね。
もう大丈夫。
目を見ればわかりますよ!
根治手術をしてくれたもう1人の執刀医の言葉
こんな笑顔を見せてくれるようになるなんて嬉しいね。
本当に元気になってきて良かった。
一時はどうなるかな…って僕も正直どうしたらいいのかわからなくてね…。
ホント、嬉しいね!
(ICUでいつも寡黙な表情をしていた先生が、くしゃっと笑った顔で息子を抱っこしてくれて、私もとても嬉しくなりました。)
胎児治療のスペシャリストの先生の言葉
2006年12月のテレビで『胎児治療』がテーマのテレビ番組を見ました。
そこで紹介されていたのが川鰭市郎先生でした。
私の場合は、胎児治療で治せるような病気ではなかったのですが、同じような境遇の妊婦さんの姿を見て涙が止まりませんでした。
そして感動した私はいてもたってもいられず、番組を見た感想を伝えたいと思い、川鰭先生にメールを送りました。
すると川鰭先生からわざわざお返事をいただいたのです。
妊娠中で不安がいっぱいだった私は、テレビで紹介されていた名医から直接お返事をいただいて心が救われました。
私が見た番組の数年後には『プロフェッショナル仕事の流儀』でも紹介されていました。
まとめ
新型コロナウイルスで入院した方の話を聞くと、まず最初に「医療従事者の方へ感謝の気持ちでいっぱいです。」という言葉が出てきますよね。
普段は医療の場と接する機会が少ない人でも、自分や家族が入院する事になった時にはその有難さを身に染みて感じると思います。
私は息子が産まれてから13年間、どっぷりと医療の場にお世話になってきているので、本当に感謝の気持ちしかありません。
新型コロナウイルスの闘いはまだしばらく続くと思います。
医療従事者の方々へは心の中で感謝しつつ、自分が新型コロナウイルスでお世話になる事が決して無いように、予防を徹底したいと思います。