15歳になった息子は全ての乳歯が抜けました。
でも1本だけ生えてこない永久歯があります。
埋伏歯という状態のようですが1年以上経過観察をして切開治療をすることになりました。
ご訪問ありがとうございます。たらこっこ@nikonikotarakoです。永久歯が生えてこない場合(埋伏歯)の治療の体験談と心臓病児の歯科治療の注意点をご紹介します
永久歯が生えてこない原因は?
乳歯が抜けたのに永久歯が生えてこないという場合には2つの原因が考えられます。
- 永久歯の先天性欠如
➡ もともと永久歯が存在しない - 埋伏歯
➡ 永久歯があるのに何らかの原因で生えてこれない
歯科医でレントゲンを撮ればどちらの原因なのかはっきりします。
乳歯が抜けてしばらくしても永久歯が生えてこない場合には歯科医に相談しましょう
埋伏歯の治療体験談
心臓病児に虫歯は大敵なので息子は定期的に歯科医を受診しています。
その定期健診で永久歯はあるけれど動きがなく生えてくる可能性が少ないと指摘を受けました。
埋伏歯の経過
- 乳歯が抜けそうにないので抜歯
⇨ 抜いた乳歯の下に永久歯がある事が確認できた
⇨ このまま永久歯が生えてくるかどうか経過観察 - 1年間様子を見ていたが抜いた歯の下の永久歯はほぼ動きが止まっていて自然に生えてくる気配はない
- レントゲンとCT検査で歯の状態を確認する
- 検査の結果、なぜ生えてこれないのかは原因不明
埋伏歯は治療するべき?
一般的に埋伏歯がある場合には他の歯並びも悪かったり、明らかに矯正したほうが良いという状態の場合が多いようです。
しかし息子の場合は埋伏歯だけが歯茎の奥にひっそりとおさまっていて他の歯に影響を与える可能性は少ない。
他の歯はすべて綺麗に生えそろっていて歯並びも良いという状態でした。
そのため、歯科医の先生も治療方法に悩んでいました。
うーん、このままで良いような気もするし、積極的に引っ張り出すかどうか悩ましいですね
なんで生えてこれないのか原因がまったくわからないですね。ただ埋伏歯の周りの歯根膜だけ他の歯に比べて少し厚い気がします。歯根膜の中の液が埋伏歯の周りだけ多いのかもしれません。それはちょっと問題なので切開して中の液を少し出して生えてくるかどうか様子をみるというのが一番良い方法かもしれませんね
埋伏歯が他の歯に悪い影響を及ぼすようであれば抜いたり矯正したりという治療をすすめるそうです。
息子の場合にはなんとも微妙でこのまま放置しておいても問題がない埋伏歯でした。
とはいえ、長く放置することで他の歯の根っこに当たって、当たったほうの歯の根っこが吸収されてしまう事もあるので治療に踏み込むことになりました。
埋伏歯に対する開窓術
息子が治療した埋伏歯は左上の奥から4番目の歯です。
局所麻酔で埋伏歯のある歯茎を切り開いて、奥にある永久歯にボタンとワイヤーをつける治療をしました。
処置後の注意点
- 今日は軽くすすぐうがいのみ
- 今日はシャワーのみ
- 痛みや腫れがひどい場合には濡れタオルで顔を冷やす
- 食事は通常通り
- 今後はワイヤーに引っかからないように注意して歯みがきする
治療中は麻酔が効いていたので痛くなかったです。麻酔がきれてきて少し痛くなりました。この日は痛み止めを2回飲みました。翌日には痛みもなくなりました
心臓病児の歯科治療の注意点
心臓病児は歯科治療にも注意が必要です。
出血を伴うような処置の場合には前もって抗生剤を服用する場合があります。
詳しい注意点はこちらにまとめています。
今回の治療では近所の歯科医で埋伏歯を指摘されて、その後心臓病のかかりつけ病院に紹介状を書いてもらいました。
心臓病のかかりつけ病院の中にある歯科口腔外科で治療を受けました。
治療する日の朝に抗生剤を服用して治療後も2日間抗生剤を服用しました。
今回は少し大がかりな治療でしたが虫歯はまだ1本もありません。
親が仕上げ磨きをしなくなってから、適当な磨き方しかしていませんが歯医者さんで薦められたチェックアップジェルで毎日磨いているのが良いのかもしれません。
終わりに
永久歯が生えてこないので切開治療をした体験談についてご紹介しました。
今回治療した埋伏歯が今後生えてくるのかどうか、また治療の進展があればご報告しようと思います。
永久歯が生えてこない子どもが増えているそうです。
子どもの虫歯に注意するのはもちろんですが、乳歯が抜けた後にきちんと永久歯が生えてくるのかどうかもチェックする必要がありますね。
最後まで読んでいただきありがとうございました