小規模特認校を知っていますか?
主に全校生徒100名以下の少人数の小学校で行われていますがメリットはあるのでしょうか。
逆にデメリットは感じないのでしょうか?
息子は転勤での転校があったので2つの小規模特認校に通いました。
小規模特認校に実際に通ってみて感じた少人数教育のメリットと共にデメリットを感じたかどうかについてまとめています。
ご訪問ありがとうございます。たらこっこ@nikonikotarakoです。
コロナ禍の生活スタイルの変化に伴って特認校への注目も高まっているように感じます。
特認校について知りたい方は参考にしてみてください!
目次
小規模特認校とは?
本来、小学校の通学区域は住所によって決められています。
特認校の場合には他の学区からでも通う事ができます。
特認校の運営はその学校がある県、市、村などの許可をとった上で行われていて、主に全校児童が100名以下の学校で行われています。
自然豊かな環境の都心から離れた小規模の小学校で行われている場合もあれば、都心にあって学区の児童が少ない小学校で行われている場合もあります。
特認制度実施校とも呼ばれています。
そう言われると何か特別な学校という感じがしますが小規模特認校は公立の小学校です
特認校はどうやって探せばいい?
Wikipediaの特認校 には全国の特認校に指定されている小中学校の一覧があります。
実際には一覧に出ている以外にも多くの学校で実施されています。
通いたい地域に特認校があるのかどうかは教育委員会等で確認しましょう。
息子の場合、最初の小学校は街に貼られていたポスターとインターネットの情報で知りました。(Wikipediaの一覧にも載っていました)
転校が決まった時にはインターネットでひたすら調べて見つけました。(Wikipediaの一覧には載っていませんでした)
小規模特認校のメリット
小規模特認校のメリットは何でしょうか?
実際に息子が通ってみて感じたメリットをまとめていきます。
小規模なので先生の目が行き届く
学校によって人数は違いますが小規模特認校はこのような学校が多いです。
- 1学年に1クラス
- 1クラス10名~20名
- 全校児童が100名以下
このような人数なので先生の目が行き届きます。
クラスの先生だけではなく、学校内全ての先生に覚えてもらってきめ細やかな指導を受ける事ができます。
先生と児童の距離がとても近く、先生が生徒1人1人をとてもよく見てくれます
縦割り学習が多く他学年との交流が多い
1年生で入学すると6年生がお世話をしてくれます。
学年が上がると今度は下の子の面倒を見るようになります。
学校行事の中での縦割り学習の時間が多く、他学年との交流がとても多いので子ども達は自然と全校生徒の名前を覚えていきます。
1年生から6年生までが兄弟のように交流できるのはとても良い経験になります。
ボクは一人っ子だから一度に兄妹が増えたみたいで楽しかった!
学校行事は全校生徒が主役
運動会や発表会などの学校行事は全校生徒が主役と言ってもいいほど出番が多いです。
高学年になると、放送や用具準備などの役割も与えられます。
下の学年は上級生の姿を見て学び、上級生になると、今度は自分達が下の子を引っ張りながら行事をまとめていきます。
運動会では児童席に座っている時間がほとんど無いくらいに出番が多かったです。
子どもの姿を本当に間近に見る事ができる運動会でした
地域の特性を生かした特色のある教育
特認校制度ではそれぞれの学校で特色のある教育を行っているのも魅力のひとつです。
息子が通った2つの学校ではこんなものがありました。
- 海の生物探し
- 米作り(田植えから稲刈りまで全工程)
- 留学生による英語の授業
- 社会人講師による授業
- 大学との連携授業
最近では英語や情報教育に力を入れている学校も多くなりました。
さまざまな体験を通して勉強だけではなく、社会に出て必要な力をいろいろと学ぶ事ができます。
こうした体験は小規模特認校の小学校を卒業してからも生かされているように感じます。
地域の方が見守ってくれる
地域の方との交流も盛んです。
交通安全のボランティアに来てくれたり、マラソン大会では沿道で応援してくれました。
交流給食で一緒に給食を食べたり、老人施設を訪問して子ども達が歌を披露する事もありました。
地域の人が見守ってくれているのは安心につながります。
ふたつめの学校では私も絵本の読み聞かせボランティアをやらせてもらいました。
子ども達がいつも楽しみに待っていてくれて嬉しかったです
小規模特認校は希望すれば入れる?
小規模特認校は公立の学校ですが学校によって通える条件が決まっています。
人気のある学校の場合は希望者が多く、抽選や面接で入学者を決める場合もあります。
学校や教育委員会によく確認する事が大切です。
息子の場合
1つ目の小学校はとても希望者が多く倍率の高い学校でした。
校長先生・教頭先生・教育委員会の方による親子面接がありました。
どのような基準で入学者を決めていたのかはわかりませんが、念願叶って入学する事ができました。
2年生までしか通えなかったけど、すごく楽しい学校だった!
2つ目の小学校は全学年の転入生を受け入れている学校でした。
簡単な面接はありましたが、すんなりと受け入れてもらう事ができました。
転校は不安だったけど、クラスのみんなとすぐに仲良くなれた!
デメリットは感じない?
さまざまなメリットがある小規模特認校ですが、やはりデメリットも気になるところですよね。
息子の場合は6年間で2つの特認校に通わせましたが、何の悩みやトラブルも無く楽しい小学校生活を送ることができたのでメリットしか感じませんでした。
ただ、普通の小学校とは少し違う部分がある為、それをデメリットと感じることもあるかもしれません。
それらのデメリットについて知りたい方はこちらの記事にまとめています。
特認校と言ってもやはりそれぞれの学校によって違いがあります。
気になる学校がある場合にはまずは問い合わせをしたり見学に行ってみると学校の雰囲気がよくわかると思います。
まとめ
小規模特認校についてまとめました。
- 先生の目が行き届く
- 縦割り学習で他学年との交流が多い
- 全児童が主役になれる
- 特色のある教育を受けられる
- 地域の見守りがある
息子の場合、発達の遅れもあったので1クラス10名程度の人数はとても合っていました。
“学区の小学校は人数が多くて不安” “のびのびと育って欲しい” と考えている場合には特認校を検討してみるのも良いかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました