特別児童扶養手当は精神や身体に障害を有する児童に支給される手当です。
特別児童扶養手当をもらうにはどのように申請すれば良いのでしょうか。
ご訪問ありがとうございます！たらこっこ@nikonikotarakoです。
特別児童扶養手当がもらえる事を知らずに損をした我が家の体験談とあわせて申請についてまとめています
目次
特別児童扶養手当をもらうには？
特別児童扶養手当は「特児（とくじ）」などと呼ばれる事もあります。
厚生労働省のページ に書かれている概要をみてみましょう。
特別児童扶養手当の対象者
20歳未満で精神や身体に障害のある子どもを家庭で養育している父母や父母に代わってその子どもを養育している方に支給されます。
対象になる障害は？
障害の判定は原則として診断書で行われます。
対象になる障害かどうかはおおまかにこのような基準で考えると良いでしょう。
- 身体障害者手帳1～3級程度である
- 療育手帳A・B、愛の手帳1～3度程度である
- 手帳は持っていない
⇒ 障害や疾病等によって日常生活に著しい困難がある
身体障害児以外にも発達障害児でも対象になる場合があります
月額の支給額
特別児童扶養手当1級…月額52,200円
特別児童扶養手当2級…月額34,770円
(平成31年4月より）
※手当の月額は物価スライド制の適用で変動することがあります
特別児童扶養手当の支給日
申請をして認定されると請求日の月の翌月分から支給されます。年に3回、4ヵ月分の手当がまとめて支給されます。
- 4月期（12月～3月分）…4月11日支給
- 8月期（4月～7月分）…8月11日支給
- 12月期（8月～11月分）…11月11日支給
※支給日が土・日・祝日にあたるときは、その直前の金融機関営業日になります
所得額による支給制限
請求者もしくはその配偶者又は生計を同じくする扶養義務者（請求者の父母兄弟姉妹などで同居している方）の前年の所得が一定の額以上であるときは手当は支給されません。
※単位：円、平成14年8月以降適用
※１：所得額は地方税法の都道府県民税についての非課税所得以外の所得等から、医療費控除、障害者控除及び寡婦控除等の額を差し引いた額です
※２：ここに掲げた収入額は、給与所得者を例として給与所得控除額等を加えて表示した額です
申請に必要な書類
申請はお住まいの自治体の担当窓口でおこないます。
申請に必要な書類
- 特別児童扶養手当認定請求書
- 請求者と対象児童の戸籍謄（抄）本
- 児童の障がいの程度についての医師の診断書
- 振込先口座申出書
※身体障害者手帳、療育手帳を持っている場合には診断書の提出を省略できる場合があります
各自治体に必要な書類を確認してから申請しましょう！
特別児童扶養手当を知らずに損をした体験談
特別児童扶養手当の存在を知らないという方も意外と多いようです。
我が家の場合は息子がNICUを一時退院する時に、病院から申請できる可能性のあるもの（身体障害者手帳・小児慢性特定疾患など）について教えていただきました。
身体障害者手帳について知りたい方はこちらを参考にしてみてください。
自治体に申請に行った時に、障害児で他に申請できるものが無いかどうか聞いてみました。
その時に特別児童扶養手当について教えていただきましたが、その時は所得制限にひっかかって申請できませんでした。
息子が産まれた頃は仕事が忙しくてちょっと所得がオーバーしたんだった
特別児童扶養手当は我が家には当てはまらないんだと勝手に思い込んでしまいました
こうしてずっと申請をしないまま月日が流れました。
自治体では教えてくれないの？
2年ほど前に今住んでいる地域に引っ越しをしました。
転居手続きとあわせて身体障害者手帳の住所変更の手続きに行くとこのように言われました。
特別児童扶養手当は申請していますか？
え？対象になるんですか？
その場で所得制限に該当するかどうか調べてくれて、申請書類も揃えてくれました。
所得制限に該当するかどうかわからない場合には、自治体で聞くと調べてもらえるかもしれません
我が家の場合は転勤などで、息子が産まれた時から数えると4つの自治体で手続きをしています。
それぞれの自治体での対応はどうだったのでしょうか。
⇒ 特別児童扶養手当について、他の手続きの際にあわせて教えてくれた
2つ目と3つ目の自治体
⇒ 特別児童扶養手当については何も教えてくれなかった
現在の自治体
⇒ こちらから聞いていないのに教えてくれた。所得制限に該当するかどうかも調べてくれた
2つ目、3つ目の自治体でもこちらから聞いていれば申請できたかもしれないのに…
知らないと損をします！
自治体によって異なると思いますが、まずは聞くだけ聞いてみましょう！
まとめ
特別児童扶養手当の概要やもらうにはどうすれば良いのかをまとめました。
障害児を育てていると通院などでお金がかかります。
また、子どもの将来のお金の事も不安な要素のひとつです。
特別児童扶養手当をきちんと知って、該当する場合には申請しましょう。
申請の際にはお住まいの自治体でよく確認してくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました
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