先天性心疾患の息子の心臓カテーテル検査当日~翌日の記録。
産まれてから8回目のカテーテル検査ですが検査後の吐き戻しは過去1番ひどかったです。
ご訪問ありがとうございます。たらこっこ@nikonikotarakoです。麻酔薬の影響による吐き戻し。おまけに点滴漏れまで起きてしまいました
心臓カテーテル検査入院がどんな感じで行われるのか知りたい方はこちらをどうぞ。
心臓カテーテル検査当日の記録
転院を繰り返している息子の心臓カテーテル検査は4施設目。
今までどこの病院でも年齢が小さい子から順番に行われていました。
今回の術前検査でも「1例目ではないです」と言われていましたが1番最初の検査になりました。
検査室に入るまでの流れ
- 前日の夕食以降は絶食
- 当日の朝7時まで水分はOK
- 朝自力で便が出ない場合には浣腸
⇒ 息子は絶好調に出るタイプ。今回も検査前に2回出たようです - 午前9時半歩いて検査室に入る
- 検査室内で点滴を入れて静脈麻酔
- 検査開始(検査予定は約2時間)
息子の場合は、過去に何度もカテーテル検査をしているのでカテーテルの針が入りにくかったり、複雑な心臓疾患のためにカテーテルがすんなり入ったいかなかったりと、平均よりも時間がかかる事が予想されましたが今回は2時間で終了しました
検査後の流れ
- 検査後5時間はシーツで足を巻いて固定し絶対安静
- 検査後2時間以上経過してハッキリと目が覚めたら少量の飲水からはじめる
- 排泄は寝たまま尿瓶で行う
- 点滴から抗生剤を投与する
息子の検査後の経過は嘔吐との闘い
検査後2時間ほどではっきりと目が覚めました。
しかし目覚めと共にはじまったのが吐き気。
突然吐き気が襲ってくるようで「吐くー」と言った次の瞬間には「オエ-」
足は動かないようにシーツで縛られた状態で、顔だけを少し浮かせて横に向けて吐こうとするのでかなり無理な体勢でした。
目が覚めてから朝までに6回吐いたのでキツかったです
今までのカテーテル検査の中でも吐いた事はありますが、今回は一番ひどかったです。
前回別の病院で行った時には目が覚めてすぐにケロっとして飲水・ゼリー・食事と順調に回復していました。
その時に担当した先生と今回の先生は同じ先生でした。
あそこの病院よりもこちらの病院のほうがしっかりと麻酔を効かせて検査をするんですよ。造影剤は同じ種類の物を使っているので造影剤の影響ではなくて麻酔薬の影響かもしれませんね。10人検査をすると1人2人は吐き気がひどい子がいますからね…
なるほど。
病院によってそんな違いもあるんですね。
朝起きた時には吐き気もおさまって、水分を取っても吐かなくなりました。
朝食にはフルーツ、昼食にはうどんを食べられるようになって、夕食はなんとステーキ定食を完食しました。
点滴が漏れて腕がパンパンに
夜中の2時。
点滴刺してるところが痛い
見ると普段の倍くらいに腕がパンパンに腫れています。
ただごとじゃない状態だったのですぐにナースコール。
点滴の針を抜いてもらいました。
水分が取れていなかったので流量を増やしていたんですが、それが漏れてしまったのかもしれません。点滴無しで様子を見ましょう
点滴から入れていたのは生理食塩水だけ。
腫れはひどいものの、時間が経てばそのうちおさまるとのこと。
点滴を抜いてしまったので口から水分を取ってみたものの、水分を取ると吐く。
吐くし腫れるし…かなり辛い夜になりました。
15歳はまだまだ付き添いが必要?
今回の病院は親が付き添い入院をしても良し、しなくても良しという病院でした。
高速を使って車で1時間ほどの距離の病院。
付き添い入院をするとなると、入院中に車をずっと停めておくことはできないので、パパさんに入院日と退院日に休んでもらわなければなりません。
それは無理だったので付き添い入院をしない事になりました。
カテーテル検査の日は両親そろって朝から面会に行きました。
夜になると帰る時間を気にする息子。
何時になったら帰るの?
面会時間は20時までのきまりだったので看護師さんに聞いてみました。
今日は検査日なので少しオーバーしても大丈夫ですが21時には消灯なのでそれまでには帰っていただきたいです
まだ吐き気がおさまらない様子の息子に、そろそろ帰らなければならないと伝えると、突然大粒の涙を流しはじめました。
で、結局こうなりました。
心臓カテーテル検査を無事に終えたものの吐き続ける息子。面会終了時間になるとボロボロと大粒の涙。看護師さんにお願いをして今晩だけ付き添いを許可してもらった。何の準備もしていない母はコンタクトも外せぬ夜だけど時々手を握ってきたり母の顔をじっと見つめる君と過ごせる夜は愛おしい
— たらこっこ@心臓病児ママブロガー (@nikonikotarako) March 23, 2022
順調に回復していれば面会時間終了と共に帰っても大丈夫だったかもしれません。
でもさすがにあんなに吐いている状態で1人にされるのは不安だったんですね。
翌日にはすっかり回復したので、昼食後に帰る事にしました。
今日も泊まっていけばいいじゃん!
なによ、寂しいの?
うん!
春から高校生になるというのに、素直といえば素直すぎる息子。
昨夜パパさんは車に乗って帰ってしまいました。
徹夜明けの私は昼過ぎに電車で帰宅しました。
明日は退院なのでまた車で病院に行きます。
こんなことなら付き添い入院のほうが楽だったのかしら?と思ってしまいます。
終わりに
15歳のカテーテル検査当日~翌日の記録でした。
息子が吐く様子は辛そうでしたが、自分で一生懸命咳き込みながら痰を出す様子を見て「赤ちゃんの頃から比べたら本当に成長したなぁ」と思いました。
まだ自分で痰を出せない頃は咳き込むたびに看護師さんを呼んで吸引してもらっていました。
自力で吐き出す事ができる。
これって凄い事なんだよなぁ。
でも吐かずに済むならそれがいちばんですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました